トップ
>
山姫
>
やまひめ
ふりがな文庫
“
山姫
(
やまひめ
)” の例文
曉
(
あかつき
)
の
霜
(
しも
)
を
裂
(
さ
)
き、
夕暮
(
ゆふぐれ
)
の
霧
(
きり
)
を
分
(
わ
)
けて、
山姫
(
やまひめ
)
が
撞木
(
しゆもく
)
を
當
(
あ
)
てて、もみぢの
紅
(
くれなゐ
)
を
里
(
さと
)
に
響
(
ひゞ
)
かす、
樹々
(
きゞ
)
の
錦
(
にしき
)
の
知
(
し
)
らせ、と
見
(
み
)
れば、
龍膽
(
りんだう
)
に
似
(
に
)
て
俯向
(
うつむ
)
けに
咲
(
さ
)
いた、
半鐘
(
はんしよう
)
の
銅
(
あかゞね
)
は、
月
(
つき
)
に
紫
(
むらさき
)
の
影
(
かげ
)
を
照
(
て
)
らす。
魔法罎
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
あな
憂
(
う
)
と
見
(
み
)
たは、
山姫
(
やまひめ
)
の
白羊宮
(旧字旧仮名)
/
薄田泣菫
、
薄田淳介
(著)
見
(
み
)
よ、
朝凪
(
あさなぎ
)
の
浦
(
うら
)
の
渚
(
なぎさ
)
、
潔
(
いさぎよ
)
き
素絹
(
そけん
)
を
敷
(
し
)
きて、
山姫
(
やまひめ
)
の
來
(
きた
)
り
描
(
ゑが
)
くを
待
(
ま
)
つ
處
(
ところ
)
——
枝
(
えだ
)
すきたる
柳
(
やなぎ
)
の
中
(
なか
)
より、
松
(
まつ
)
の
蔦
(
つた
)
の
梢
(
こずゑ
)
より、
染
(
そ
)
め
出
(
いだ
)
す
秀嶽
(
しうがく
)
の
第一峯
(
だいいつぽう
)
。
其
(
そ
)
の
山颪
(
やまおろし
)
里
(
さと
)
に
來
(
きた
)
れば、
色鳥
(
いろどり
)
群
(
む
)
れて
瀧
(
たき
)
を
渡
(
わた
)
る。
月令十二態
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
世
(
よ
)
に
隱
(
かく
)
れたる
山姫
(
やまひめ
)
の
錦
(
にしき
)
を
照
(
て
)
らす
松明
(
たいまつ
)
かと
冴
(
さ
)
ゆ。
印度更紗
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
世に隠れたる
山姫
(
やまひめ
)
の
錦
(
にしき
)
を照らす
松明
(
たいまつ
)
かと
冴
(
さ
)
ゆ。
印度更紗
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
“山姫”の解説
山姫(やまひめ)または山女(やまおんな)は、日本に伝わる妖怪。その名の通り、山奥に住む女の姿をした妖怪である。
(出典:Wikipedia)
山
常用漢字
小1
部首:⼭
3画
姫
常用漢字
中学
部首:⼥
10画
“山姫”で始まる語句
山姫山