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小六
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ころく
ふりがな文庫
“
小六
(
ころく
)” の例文
「
其
(
その
)
代
(
かは
)
り
小六
(
ころく
)
さん、
憚
(
はゞか
)
り
樣
(
さま
)
。
座敷
(
ざしき
)
の
戸
(
と
)
を
閉
(
た
)
てて、
洋燈
(
ランプ
)
を
點
(
つ
)
けて
頂戴
(
ちやうだい
)
。
今
(
いま
)
私
(
わたし
)
も
清
(
きよ
)
も
手
(
て
)
が
放
(
はな
)
せない
所
(
ところ
)
だから」と
依頼
(
たの
)
んだ。
小六
(
ころく
)
は
簡單
(
かんたん
)
に
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
まさしくそれは、風呂屋町を出て来た
笊組
(
ざるぐみ
)
の
臂
(
ひじ
)
の
久八
(
きゅうはち
)
、
荒神十左
(
こうじんじゅうざ
)
、投げ槍の
小六
(
ころく
)
、
大月玄蕃
(
おおつきげんば
)
などの
輩
(
ともがら
)
。
剣難女難
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
法水は、なにやら云いたげな顔をしたが、その時隅から中山
小六
(
ころく
)
が乗り出して来た。
人魚謎お岩殺し
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
小六
(
ころく
)
から坂井の弟、それから満洲、
蒙古
(
もうこ
)
、出京、安井、——こう談話の
迹
(
あと
)
を
辿
(
たど
)
れば辿るほど、偶然の度はあまりにはなはだしかった。
門
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
勿論、邸の主は、この
海東郷
(
かいとうごう
)
蜂須賀村
(
はちすかむら
)
の土豪で、姓名も代々、
蜂須賀
(
はちすか
)
といい、
小六
(
ころく
)
と称している。
新書太閤記:01 第一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
達磨
(
だるま
)
はそれぎり
話題
(
わだい
)
に
上
(
のぼ
)
らなかつたが、これが
緒
(
いとくち
)
になつて、三
人
(
にん
)
は
飯
(
めし
)
の
濟
(
す
)
む
迄
(
まで
)
無邪氣
(
むじやき
)
に
長閑
(
のどか
)
な
話
(
はなし
)
をつゞけた。
仕舞
(
しまひ
)
に
小六
(
ころく
)
が
氣
(
き
)
を
換
(
か
)
へて
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
「えゝ
爲
(
し
)
てよ」と
柱時計
(
はしらどけい
)
を
見
(
み
)
ると、もう
四時
(
よじ
)
近
(
ちか
)
くである。
御米
(
およね
)
は「
四時
(
よじ
)
、
五時
(
ごじ
)
、
六時
(
ろくじ
)
」と
時間
(
じかん
)
を
勘定
(
かんぢやう
)
した。
小六
(
ころく
)
は
默
(
だま
)
つて
嫂
(
あによめ
)
の
顏
(
かほ
)
を
見
(
み
)
てゐた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
「若旦那行って来い」と宗助が
小六
(
ころく
)
に云った。小六は
苦笑
(
にがわら
)
いして立った。夫婦は若旦那と云う名を小六に
冠
(
かむ
)
らせる事を大変な
滑稽
(
こっけい
)
のように感じた。
門
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
「でも、御客も何もないからいいでしょう。だって六畳の方は
小六
(
ころく
)
さんがいて、
塞
(
ふさ
)
がっているんですもの」
門
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
小
常用漢字
小1
部首:⼩
3画
六
常用漢字
小1
部首:⼋
4画
“小六”で始まる語句
小六月
小六ヶ敷
小六家政
小六正勝