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宙
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ちゆう
ふりがな文庫
“
宙
(
ちゆう
)” の例文
其時
(
そのとき
)
小犬
(
こいぬ
)
ほどな
鼠色
(
ねづみいろ
)
の
小坊主
(
こばうず
)
が、ちよこ/\とやつて
来
(
き
)
て、
啊呀
(
あなや
)
と
思
(
おも
)
ふと、
崖
(
がけ
)
から
横
(
よこ
)
に
宙
(
ちゆう
)
をひよいと、
背後
(
うしろ
)
から
婦人
(
をんな
)
の
背中
(
せなか
)
へぴつたり。
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
何やら口の中で言つて、つい上げた瞳が、乳母のお元の瞳と
宙
(
ちゆう
)
に會ひました。
銭形平次捕物控:175 子守唄
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
乘
(
の
)
り、
宙
(
ちゆう
)
を
飛
(
と
)
ぶこと
西遊記
(
さいいうき
)
の
繪
(
ゑ
)
のごとく、
一晝夜
(
いつちゆうや
)
にして
鬼桃太郎
(旧字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
白痴
(
ばか
)
にも
之
(
これ
)
は
可笑
(
をかし
)
かつたらう、
此時
(
このとき
)
ばかりぢや、
真直
(
まツすぐ
)
に
首
(
くび
)
を
据
(
す
)
ゑて
厚
(
あつ
)
い
唇
(
くちびる
)
をばくりと
開
(
あ
)
けた、
大粒
(
おほつぶ
)
な
歯
(
は
)
を
露出
(
むきだ
)
して、
那
(
あ
)
の
宙
(
ちゆう
)
へ
下
(
さ
)
げて
居
(
ゐ
)
る
手
(
て
)
を
風
(
かぜ
)
で
煽
(
あふ
)
るやうに、はらり/\。
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
キツヽヽといふて
奇声
(
きせい
)
を
放
(
はな
)
つた、
件
(
くだん
)
の
小坊主
(
こばうず
)
は
其
(
その
)
まゝ
後飛
(
うしろと
)
びに
又
(
また
)
宙
(
ちゆう
)
を
飛
(
と
)
んで、
今
(
いま
)
まで
法衣
(
ころも
)
をかけて
置
(
お
)
いた
枝
(
えだ
)
の
尖
(
さき
)
へ
長
(
なが
)
い
手
(
て
)
で
釣
(
つる
)
し
下
(
さが
)
つたと
思
(
おも
)
ふと、くるりと
釣瓶覆
(
つるべがへし
)
に
上
(
うへ
)
へ
乗
(
の
)
つて
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
宙
常用漢字
小6
部首:⼧
8画
“宙”を含む語句
宇宙
宇宙塵
宙外
宙天
宙返
宙吊
無宙
後藤宙外
宙乗
宙釣
宙宇
全宇宙
小宇宙
宙飛
宙有
宙空
宙乘
後藤宙外子
超宇宙
逆宙返
...