トップ
>
即刻
>
そっこく
ふりがな文庫
“
即刻
(
そっこく
)” の例文
即刻
(
そっこく
)
間諜座
(
かんちょうざ
)
ニ
赴
(
おもむ
)
キ、「レビュー・ガール」の
内
(
うち
)
ヨリ左眼ニ義眼ヲ入レタル少女ヲ探シ出シ、彼女ノ芸名ヲ取調ベ
間諜座事件
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
縄付の娘を仲間部屋に
伴
(
つ
)
れ込んで、いろいろ責め問うている平次は、
即刻
(
そっこく
)
赤井左門の前に呼出されました。
銭形平次捕物控:003 大盗懺悔
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
三日前に先生の処へ行てチャント様子を
知
(
しっ
)
て居るのに、急病とは何事であろうと、取るものも
取敢
(
とりあ
)
えず
即刻
(
そっこく
)
宅
(
うち
)
を駈出して、その時分には人力車も何もありはしないから
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
「ただ
妾
(
わたし
)
と致しまして、
即刻
(
そっこく
)
改良
(
あらため
)
て貰いたいことが、
幾個
(
いくつ
)
かあるのでございます」
蔦葛木曽棧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
といって彼は
即刻
(
そっこく
)
東京に出かけてゆく手段を持ってはいないのだ。神経衰弱の養生のために、家族を挙げて
亜米利加
(
アメリカ
)
に行っている戸田教授でもいたら、相談に乗ってくれるかもしれない。
星座
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
▼ もっと見る
娘の言うところによると、あまりのことに見かねて
即刻
(
そっこく
)
帰宅の手続をして来た。だが、
当局
(
とうきょく
)
は、非常に反対の様子を示したとのことである。私は直感的にその
処置
(
しょち
)
を賞めるの外はなかった。
親は眺めて考えている
(新字新仮名)
/
金森徳次郎
(著)
領主
其
(
その
)
曲事
(
きょくじ
)
ゆゑに、
即刻
(
そっこく
)
追放
(
つゐはう
)
を
申附
(
まうしつ
)
くる。
汝等
(
なんぢら
)
の
偏執
(
へんしふ
)
に
予等
(
われら
)
までも
卷込
(
まきこ
)
まれ、
其
(
その
)
粗暴
(
そばう
)
の
鬪諍
(
とうじゃう
)
によって
我
(
わが
)
血族
(
けつぞく
)
の
血汐
(
ちしほ
)
を
流
(
なが
)
した。わが
此
(
この
)
不幸
(
ふかう
)
を
汝等
(
なんぢら
)
にも
悔
(
くや
)
ます
爲
(
ため
)
、きびしい
科料
(
くわれう
)
を
課
(
くわ
)
さうずるわ。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
「よろしい。本艦は
即刻
(
そっこく
)
帰隊する。おまえは先に帰ってよろしい。」
烏の北斗七星
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
帆村探偵は、改めて電話を署にかけると、彼等の帰宅を
擁
(
よう
)
して、
即刻
(
そっこく
)
現場へ連れ戻ってほしいと希望をのべたのであったが、それは直ぐさま承諾された。
麻雀殺人事件
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
所が壹岐守は本牧を廻らずに横浜の方へ
這入
(
はいっ
)
て、自分の独断で
即刻
(
そっこく
)
に償金を
払
(
はら
)
うて
仕舞
(
しまっ
)
た。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
明日
(
あす
)
とも云わず
其日
(
そのひ
)
即刻
(
そっこく
)
、京伝は使いを走らせて馬琴を家へ呼んで来た。
戯作者
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
死体は
即刻
(
そっこく
)
大学へ廻され、
剖検
(
ぼうけん
)
された。結果としてその
早暁
(
そうぎょう
)
二時と三時との間に
殺害
(
さつがい
)
されたことが判明した。死因は
刺殺
(
しさつ
)
で、刃物は
美事
(
みごと
)
に心臓に達している。
電気看板の神経
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
成程
是
(
こ
)
れは
宜
(
い
)
い話で、
此方
(
こっち
)
はモウ実に金に
焦
(
こが
)
れて居るその最中に、二人の子供の洋行費が天から
降
(
ふっ
)
て来たようなもので、
即刻
(
そっこく
)
応と
返辞
(
へんじ
)
をしなければならぬ処だが、私は考えました。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
即刻
(
そっこく
)
警官隊を出動させて、研究所の建物全部を占領せよ。われわれは全力をあげてX号を追跡する——
超人間X号
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
「市民たちは、
即刻
(
そっこく
)
地上に避難せよ。地上に出た方が、まだ被害程度が軽いであろう」
今昔ばなし抱合兵団:――金博士シリーズ・4――
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
そして、いよいよ敵機が襲来して参りますと、非常管制警報が発せられまするからして、その時は、
即刻
(
そっこく
)
、
灯火
(
あかり
)
を御始末下さいまし。
呀
(
あ
)
ッ、いよいよ空襲警報が発せられる模様であります
空襲葬送曲
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
“即刻”の意味
《形容動詞》
即刻(そっこく)
すぐさま、即時、即座。
(出典:Wiktionary)
即
常用漢字
中学
部首:⼙
7画
刻
常用漢字
小6
部首:⼑
8画
“即刻”で始まる語句
即刻召喚