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勞
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いた
ふりがな文庫
“
勞
(
いた
)” の例文
新字:
労
人の心を優しく
勞
(
いた
)
はるやうな温かさは微塵もなく、カルヴィン派の信條——神の選拔、宿命、定罪——の峻烈な暗示が頻々と出て來た。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
御米
(
およね
)
はかう
宗助
(
そうすけ
)
から
勞
(
いた
)
はられた
時
(
とき
)
、
何
(
なん
)
だか
自分
(
じぶん
)
の
身體
(
からだ
)
の
惡
(
わる
)
い
事
(
こと
)
を
訴
(
うつ
)
たへるに
忍
(
しの
)
びない
心持
(
こゝろもち
)
がした。
實際
(
じつさい
)
又
(
また
)
夫程
(
それほど
)
苦
(
くる
)
しくもなかつた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
打擲致す程の次第なれば今と成ては
勿々
(
なか/\
)
直
(
すぐ
)
素直
(
すなほ
)
には出すまじけれ共餘り
其許
(
おまへ
)
の
勞
(
いた
)
はしさに此事を内々知せ申すなりと云ければ老人は是を聞て力を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
「君の評判はよく聞いてゐる。あんなになるには隨分苦勞したべ」と彼は優しく
勞
(
いた
)
はるやうに言つた。
地方主義篇:(散文詩)
(旧字旧仮名)
/
福士幸次郎
(著)
八五郎はそれを
勞
(
いた
)
はるやうに、小腰を屈めて、白々と夜霧に包まれた娘の顏を覗きました。
銭形平次捕物控:282 密室
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
ところどころは俥を下りて、車夫を
勞
(
いた
)
はり、ひろひ歩きして、南畫に
描
(
か
)
かまほしき秋の山々の黄葉を拂ふ風に旅衣を吹かれつゝ、そのわたりの溪山の眺めは私をして容易く立去りかねしめるであらう。
伊賀、伊勢路
(旧字旧仮名)
/
近松秋江
(著)
勞
(
いた
)
はり爰を下らせしが大岡殿は早々右の趣きを
老中
(
らうぢう
)
方へ申立られ
不日
(
ふじつ
)
評定所
(
ひやうぢやうしよ
)
に於て吟味有べきとの事なり
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
八五郎もすつかり劇的な心持になつて、お縫を
勞
(
いた
)
はり乍ら、死骸に眼を移しました。
銭形平次捕物控:178 水垢離
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「
何
(
ど
)
うも
御苦勞
(
ごくらう
)
さま。
疲
(
つか
)
れたでせう」と
御米
(
およね
)
は
小六
(
ころく
)
を
勞
(
いた
)
はつた。
小六
(
ころく
)
は
夫
(
それ
)
よりも
口淋
(
くちさむ
)
しい
思
(
おもひ
)
がした。
此間
(
このあひだ
)
文庫
(
ぶんこ
)
を
屆
(
とゞ
)
けてやつた
禮
(
れい
)
に、
坂井
(
さかゐ
)
から
呉
(
く
)
れたと
云
(
い
)
ふ
菓子
(
くわし
)
を、
戸棚
(
とだな
)
から
出
(
だ
)
して
貰
(
もら
)
つて
食
(
た
)
べた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
進め居たりしが今老人の
突出
(
つきいだ
)
されしを見て餘りの
勞
(
いた
)
はしさの儘彼の老人を
小蔭
(
こかげ
)
へ
指招
(
さしまね
)
き
其許
(
おまへ
)
は
先刻
(
さつき
)
豐島屋にて酒を飮歸りし跡に何かは知ず
木綿
(
もめん
)
の財布らしき物落て有しを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
「まア、さう言はずにに、皆んなで
勞
(
いた
)
はつてやるが宜い」
銭形平次捕物控:296 旅に病む女
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
平次の眼は、この清潔な老女を
勞
(
いた
)
はります。
銭形平次捕物控:196 三つの死
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
さすがにその調子には、
勞
(
いた
)
はりがあります。
銭形平次捕物控:311 鬼女
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
勞
部首:⼒
12画
“勞”を含む語句
疲勞
苦勞
勞力
勞働
苦勞人
徒勞
御苦勞
功勞
勞働者
心勞
勞動
勤勞
病勞
苦勞性
勞苦
博勞
御所勞
御苦勞樣
辛勞
勞症
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