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前方
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まへがた
ふりがな文庫
“
前方
(
まへがた
)” の例文
『そんな
事
(
こと
)
は
止
(
や
)
め!』と
女王樣
(
ぢよわうさま
)
は
叫
(
さけ
)
んで、『
眩暈
(
めまひ
)
がする』それから
薔薇
(
ばら
)
の
木
(
き
)
に
振向
(
ふりむ
)
いて、『
何
(
なに
)
をお
前方
(
まへがた
)
は
此處
(
こゝ
)
でして
居
(
ゐ
)
たのか?』
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
主謀たる自分は天をも
怨
(
うら
)
まず、人をも
尤
(
とが
)
めない。
只
(
たゞ
)
気の毒に堪へぬのは、親戚故旧友人徒弟たるお
前方
(
まへがた
)
である。自分はお前方に罪を謝する。
大塩平八郎
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
こんな
溝板
(
どぶいた
)
のがたつく
樣
(
やう
)
な
店先
(
みせさき
)
へ
夫
(
それ
)
こそ
人
(
ひと
)
がらが
惡
(
わろ
)
くて
横
(
よこ
)
づけにもされないではないか、お
前方
(
まへがた
)
も
最
(
も
)
う
少
(
すこ
)
しお
行義
(
ぎようぎ
)
を
直
(
なほ
)
してお
給仕
(
きふじ
)
に
出
(
で
)
られるやう
心
(
こゝろ
)
がけてお
呉
(
く
)
れとずば/\といふに
にごりえ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
阿母
(
おつかさん
)
は
兎
(
と
)
ても参つて
居
(
を
)
られないから、お
前方
(
まへがた
)
は阿母の代りまで勤めねばなりませんと申すので御座いますよ、ほんとに
皆様
(
みなさん
)
の御体が
御羨
(
おうらやま
)
しう御座いますことネ、ですから、
貴女
(
あなた
)
、婦人会の方などもネ
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
やがてグリフォンが
海龜
(
うみがめ
)
に
云
(
い
)
ふには、『もつと
先
(
さ
)
きをサ!
早
(
はや
)
くしないと
日
(
ひ
)
が
暮
(
くれ
)
るよ!』
促
(
うな
)
がされて
漸
(
やうや
)
く
彼
(
かれ
)
は、『
全
(
まつた
)
く、
私
(
わたし
)
どもは
海
(
うみ
)
の
中
(
なか
)
の
學校
(
がくかう
)
へ
行
(
い
)
つたのです、お
前方
(
まへがた
)
が
信
(
しん
)
じないかも
知
(
し
)
れないけど—』
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
▼ もっと見る
一大事であるが、お
前方
(
まへがた
)
はどう身を処置するか承知したいと云つたのだ。
己
(
おれ
)
は一大事とは何事か問うて見た。先生はざつとこんな事を説かれた。我々は平生
良知
(
りやうち
)
の学を
攻
(
をさ
)
めてゐる。あれは根本の
教
(
をしへ
)
だ。
大塩平八郎
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
前
常用漢字
小2
部首:⼑
9画
方
常用漢字
小2
部首:⽅
4画
“前方”で始まる語句
前方後圓
前方向