“まへがた”の漢字の書き方と例文
語句割合
前方100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
阿母おつかさんても参つてられないから、お前方まへがたは阿母の代りまで勤めねばなりませんと申すので御座いますよ、ほんとに皆様みなさんの御体が御羨おうらやましう御座いますことネ、ですから、貴女あなた、婦人会の方などもネ
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
やがてグリフォンが海龜うみがめふには、『もつときをサ!はやくしないとくれるよ!』うながされてやうやかれは、『まつたく、わたしどもはうみなか學校がくかうつたのです、お前方まへがたしんじないかもれないけど—』
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
一大事であるが、お前方まへがたはどう身を処置するか承知したいと云つたのだ。おれは一大事とは何事か問うて見た。先生はざつとこんな事を説かれた。我々は平生良知りやうちの学ををさめてゐる。あれは根本のをしへだ。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)