こゞ)” の例文
本當ほんたう枕元まくらもとなのせえ、みんなしてこゞつてせめえつたつて窮屈きうくつだつてやつとだけなんだから、天井てんじやうへはあたまつゝかりさう生命いのちでもなんでもちゞめらつるやうなおもひでさ
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
傷所きずしょよりいでたる血潮は既にこゞりて黒くなれり。
血の文字 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
日や落入りて溺るゝは、こゞるゆふべの血潮雲ちしほぐも
海潮音 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
朝日さし 背向そがひに見ゆる 神ながら 御名に負はせる 天そそり 高き立山 冬夏と 分くこともなく 白妙に 雪は降り置きて 古ゆ 在り来にければ こゞしかも 巌の神さび たまきはる 幾代経にけむ 立ちてゐて 見れども奇し 峰高み 谷を
二、三の山名について (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
勘次かんじあかけたつち草鞋わらぢそこ段々だん/\かうとしたときくろげたやうなあるもの草鞋わらぢさきかゝつた。けて變色へんしよくした銅貨どうくわすここゞつたやうになつたのがあしれてぞろりとはなれた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
日や落入りて溺るゝは、こゞるゆふべの血潮雲ちしほぐも
海潮音 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)