トップ
>
凝
>
こゞ
ふりがな文庫
“
凝
(
こゞ
)” の例文
本當
(
ほんたう
)
に
枕元
(
まくらもと
)
なのせえ、みんなして
凝
(
こゞ
)
つて
狹
(
せめ
)
えつたつて
窮屈
(
きうくつ
)
だつてやつと
居
(
ゐ
)
る
丈
(
だけ
)
なんだから、
天井
(
てんじやう
)
へは
頭
(
あたま
)
打
(
ぶ
)
つゝかり
相
(
さう
)
で
生命
(
いのち
)
でも
何
(
なん
)
でも
蹙
(
ちゞ
)
めらつる
樣
(
やう
)
なおもひでさ
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
傷所
(
きずしょ
)
よりいでたる血潮は既に
凝
(
こゞ
)
りて黒くなれり。
血の文字
(新字新仮名)
/
黒岩涙香
(著)
日や落入りて溺るゝは、
凝
(
こゞ
)
るゆふべの
血潮雲
(
ちしほぐも
)
。
海潮音
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
朝日さし
背向
(
そがひ
)
に見ゆる 神ながら 御名に負はせる 天そそり 高き立山 冬夏と 分くこともなく 白妙に 雪は降り置きて 古ゆ 在り来にければ
凝
(
こゞ
)
しかも 巌の神さび たまきはる 幾代経にけむ 立ちてゐて 見れども奇し 峰高み 谷を
二、三の山名について
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
勘次
(
かんじ
)
は
赤
(
あか
)
く
燒
(
や
)
けた
土
(
つち
)
を
草鞋
(
わらぢ
)
の
底
(
そこ
)
で
段々
(
だん/\
)
に
掻
(
か
)
つ
拂
(
ば
)
かうとした
時
(
とき
)
、
黒
(
くろ
)
く
焦
(
こ
)
げたやうな
或
(
ある
)
物
(
もの
)
が
草鞋
(
わらぢ
)
の
先
(
さき
)
に
掛
(
かゝ
)
つた。
燒
(
や
)
けて
變色
(
へんしよく
)
した
銅貨
(
どうくわ
)
の
少
(
すこ
)
し
凝
(
こゞ
)
つたやうになつたのが
足
(
あし
)
に
觸
(
ふ
)
れてぞろりと
離
(
はな
)
れた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
▼ もっと見る
日や落入りて溺るゝは、
凝
(
こゞ
)
るゆふべの
血潮雲
(
ちしほぐも
)
海潮音
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
凝
常用漢字
中学
部首:⼎
16画
“凝”を含む語句
凝然
凝視
凝結
凝乎
混凝土
凝固
凝塊
凝滞
凝集
三上水凝刀自女
凝脂
凝灰岩
思凝
凝議
凝坐
煮凝
凝固土
凝如
凝着
唐太常凝菴
...