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光榮
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くわうえい
ふりがな文庫
“
光榮
(
くわうえい
)” の例文
新字:
光栄
その
小松
(
こまつ
)
は、
何處
(
どこ
)
からか
光
(
ひかり
)
を
受
(
う
)
けてるらしく、
丁度
(
ちやうど
)
銀
(
ぎん
)
モールで
飾
(
かざ
)
られたクリスマスツリーのやうに、
枝々
(
えだ/\
)
が
光榮
(
くわうえい
)
にみちてぐるりに
輝
(
かゞや
)
いてゐた。
日の光を浴びて
(旧字旧仮名)
/
水野仙子
(著)
隷属
(
れいぞく
)
は、決して
光榮
(
くわうえい
)
ある
生存
(
せいぞん
)
じやないからな。身分や家柄………其様なものは、俺といふ個人に取つて、何等の必要がある。第一體には
變
(
か
)
へられん!
平民の娘
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
とりわけてこれと
云
(
い
)
ふ……
何處
(
どこ
)
もみんな
同
(
おんな
)
じですがね。……だが、あの
星
(
ほし
)
の
國
(
くに
)
へあそびに
行
(
い
)
つて、
宵
(
よひ
)
のうつくしい
明星樣
(
めうじやうさま
)
にもてなされたのだけは、おらが一
生
(
しやう
)
一
代
(
だい
)
の
光榮
(
くわうえい
)
さ
ちるちる・みちる
(旧字旧仮名)
/
山村暮鳥
(著)
即
(
すなは
)
ち
人
(
ひと
)
と
家
(
いへ
)
とは、
榮
(
さか
)
えるので、
恁
(
かゝ
)
る
景色
(
けしき
)
の
俤
(
おもかげ
)
がなくならうとする、
其
(
そ
)
の
末路
(
まつろ
)
を
示
(
しめ
)
して、
滅亡
(
めつばう
)
の
兆
(
てう
)
を
表
(
あら
)
はすので、
詮
(
せん
)
ずるに、
蛇
(
へび
)
は
進
(
すゝ
)
んで
衣
(
ころも
)
を
脱
(
ぬ
)
ぎ、
蝉
(
せみ
)
は
榮
(
さか
)
えて
殼
(
から
)
を
棄
(
す
)
てる、
人
(
ひと
)
と
家
(
いへ
)
とが、
皆
(
みな
)
他
(
た
)
の
光榮
(
くわうえい
)
あり
三尺角
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
なぜならば、少しもそれらの
運動
(
うんどう
)
や
宣言
(
せんこく
)
に
共鳴
(
きようめい
)
を感ずることが出來ませんでしたから。ひそかに
自分達
(
じぶんたち
)
の考へはもう
舊
(
ふる
)
いのだろうと
肯
(
うなづ
)
きました。さうしてその舊さに
滿足
(
まんぞく
)
を感じ、
光榮
(
くわうえい
)
を感じました。
冬を迎へようとして
(旧字旧仮名)
/
水野仙子
(著)
光
常用漢字
小2
部首:⼉
6画
榮
部首:⽊
14画
“光”で始まる語句
光
光景
光沢
光明
光線
光芒
光琳
光子
光輝
光澤