トップ
>
以
>
もって
ふりがな文庫
“
以
(
もって
)” の例文
去春白井備後守を
差下
(
さしくだし
)
、
如此之案紙
(
かくのごときのあんし
)
を
以
(
もって
)
、誓紙を沙汰し、
入魂
(
じっこん
)
いたすべき旨仰せけるに因って、書き上げたる旨を、石田治部少輔を経て
言上
(
ごんじょう
)
に及び
聞書抄:第二盲目物語
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
尚
(
なお
)
以
(
もって
)
彼の
草稿
(
そうこう
)
は
極秘
(
ごくひ
)
に致し置、今日に至るまで二、三親友の外へは誰れにも見せ
不申候
(
もうさずそうろう
)
。
是亦
(
これまた
)
乍序
(
ついでながら
)
申上候
(
もうしあげそうろう
)
。以上。
瘠我慢の説:03 書簡
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
、
勝海舟
、
榎本武揚
(著)
彼等の記録に、「
今夕
(
こんせき
)
討死、
疵
(
きず
)
を蒙る輩数を知らず。
以
(
もって
)
の外のことなり。之を為すこと如何」と放心の状である。
四条畷の戦
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
一
我等
(
われら
)
今度
(
こんど
)
下向候処
(
げこうそろところ
)
其方
(
そのほう
)
に
対
(
たい
)
し
不束之筋有之
(
ふつつかのすじこれあり
)
馬附之荷物積所
(
うまつけのにもつつみしょ
)
出来申候
(
しゅったいもうしそろ
)
に
付
(
つき
)
逸々
(
はやばや
)
談志之旨
(
だんしのむね
)
尤之次第
(
もっとものしだい
)
大
(
おお
)
きに
及迷惑申候
(
めいわくをおよぼしもうしそろ
)
依
(
よっ
)
て
御本陣衆
(
ごほんじんしゅう
)
を
以
(
もって
)
詫入
(
わびいり
)
酒代
(
さかて
)
差出申候
(
さしだしもうしそろ
)
仍而件如
(
よってくだんのごとし
)
ぐうたら道中記
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
トいってまだ
年端
(
としは
)
も往かぬに、
殊
(
こと
)
にはなまよみの甲斐なき
婦人
(
おんな
)
の身でいながら、入塾などとは
以
(
もって
)
の外、トサ
一旦
(
いったん
)
は親の威光で叱り付けては見たが、例の絶食に腹を
空
(
すか
)
せ
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
▼ もっと見る
師
説
(
せつ
)
云、景気の句世間容易にする、
以
(
もって
)
の
外
(
ほか
)
の事也。大事の物也。連歌に景曲と
云
(
いい
)
、いにしへの宗匠深くつつしみ一代一両句には
過
(
すぎ
)
ず。景気の句初心まねよき故深くいましめり。
俳人蕪村
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
これ/\昔馴染とは
何
(
なん
)
の事だ、屋敷にいる時は手前の親を
引立
(
ひきた
)
ってやった事はあるが、恩を受けたことは少しもない、それを昔馴染などとは
以
(
もって
)
の
外
(
ほか
)
のことだ、
一切
(
いっせつ
)
出来ません
西洋人情話 英国孝子ジョージスミス之伝
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
以
常用漢字
小4
部首:⼈
5画
“以”を含む語句
以前
所以
以上
以来
以後
以太利
以外
前以
以為
以來
人間以上
今以
以而
細木香以
此以後
以降
角倉了以
以下
以爲
其以前
...