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不徳
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ふとく
おまえの
心配は、もっとものことじゃ、
偽物を
神聖な
体につけて、
知らんでいるとは、すなわち
私の
不徳にもなることじゃ
谷中に
知人の
家を
買ひて、
調度萬端おさめさせ、
此處へと
思ふに
町子が
生涯あはれなる
事いふはかりなく、
暗涙にくれては
我が
身が
不徳を
思しゝる
筋なきにあらねど
何卒御救ひ成れて下されよと
只管に頼みけれども可睡齋は
首を
振汝よく
聞よ佛法と言共今は末法なり
釋迦の時代とは事
異り
愚僧が如き
不徳にては
勿々有罪の者を
現世にて救う事は成
難し因て國法を
それからまた
彼女は、
自分自身のことよりも、
子供の
行末を
計つたのだつたといふ
犧牲的な(
自ら
思ふ)
心のために、
自ら
亡夫の
立場になつて
自分の
處置を
許した。
結極男の
不徳な
行爲が
責められた。
貫くは
劔難の相にて三十日
立ざる内に
刃に
掛り
相果るの相なり斯る
不徳の
凶相にして將軍の御子樣とは存じ奉り
難し越前守が
思考には御品は實なれど御當人に於ては
何とも
怪しく存ずるなり
愚案は
御目鏡には
背き候へども
何卒此御身の上は今一
應越前へ
吟味を