“らうすゐ”の漢字の書き方と例文
語句割合
老衰100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
然(しか)し卯平(うへい)は老衰(らうすゐ)の身(み)を漸(やうや)くのことで投(な)げ掛(か)けた心(こゝろ)の底(そこ)に蟠(わだかま)つた遠慮(ゑんりよ)と性來(せいらい)の寡言(むくち)とで、自分(じぶん)から要求(えうきう)することは寸毫(すんがう)もなかつた。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
も廣げ手代(てだい)丁稚(でつち)も大勢(おほぜい)抱(かゝ)へ今は一廉(かど)の身代となり向ふの加賀屋衰(おとろ)へるに引變(ひきかへ)彌々(いよ/\)繁昌なしけるが加賀屋四郎右衞門は茂兵衞方へ引取(とら)れし後(ご)其身(そのみ)病勝(やまひがち)の上(うへ)老衰(らうすゐ)して漸々近所を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
老衰(らうすゐ)してから餘計(よけい)にのつそりした卯平(うへい)の身體(からだ)は、それでも以前(いぜん)のがつしりした骨格(ほねぐみ)が聳(そび)えて側(そば)に居(ゐ)る勘次(かんじ)を異樣(いやう)に壓(あつ)した。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
洪水(こうずゐ)の去(さ)つた後(あと)は、丁度(ちやうど)過激(くわげき)な精神(せいしん)の疲勞(ひらう)から俄(にはか)に老衰(らうすゐ)した者(もの)の如(ごと)く、半死(はんし)の状態(じやうたい)を呈(てい)した草木(さうもく)は皆(みな)白髮(はくはつ)に變(へん)じて其(そ)の力(ちから)ない葉先(はさき)を秋風(あきかぜ)に吹(ふ)き靡(なび)かされた。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)