“病勝”の読み方と例文
読み方割合
やまひがち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
も廣げ手代てだい丁稚でつち大勢おほぜいかゝへ今は一かどの身代となり向ふの加賀屋おとろへるに引變ひきかへ彌々いよ/\繁昌なしけるが加賀屋四郎右衞門は茂兵衞方へ引とられし其身そのみ病勝やまひがちうへ老衰らうすゐして漸々近所を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
まなこのみいと大くて、病勝やまひがち痩衰やせおとろへたる五体は燈心とうしみの如く、見るだに惨々いたいたしながら、声のあきらかにして張ある、何処いづこよりづるならんと、一たびは目を驚かし、一たびは耳を驚かすてふ
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)