“みよう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
見様61.1%
22.2%
見樣5.6%
観様5.6%
観相5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
地震前から持ち越しの永久的大鉄筋の間に、半永久的の上等なバラックがひしめき並んで、見様みようによっては昔の銀座よりも美しくて変化がある。
なん醉漢すいかん心中しんちう暴露ばくろするのみようなる。さらすゝんで我妻わがつま我娘わがむすめだんじ、むすめ婬賣いんばいすることまで、慚色はづるいろなくづるにいたりては露國ロコク社界しやかいおどろくべきにあらずや。
罪と罰(内田不知庵訳) (旧字旧仮名) / 北村透谷(著)
折節おりからいづれも途方とほうれてりましたから、取敢とりあへずこれツて見樣みようふので、父親ちゝおや子供こども兩足りようあしとらへてちうつるし、外面そとかしてひざ脊髓せきずいきました、トコロガ
してみると世界は観様みようでいろいろに見られる。極端に云えば人々にんにん個々別々の世界を持っていると云っても差支さしつかえない。同時にその世界のある部分は誰が見ても一様である。
創作家の態度 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
人の気を悪くするような誇張みてくれをやりたがるのが、この男の性分で、そこここと馬を引廻して、碌々ろくろく観相みようわきまえない者が「そいッたっても、まあ良い馬だいなあ」とでもめようものなら
藁草履 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)