“みちばた”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
路傍48.9%
道傍26.1%
道端12.9%
路端7.0%
道側2.2%
路側1.1%
径傍0.4%
路辺0.4%
路邊0.4%
途上0.4%
途端0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
気の置けないものばかりの旅で、三人はときどき路傍の草の上にを敷いた。小松の影を落としている川の中洲を前にして休んだ。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
木内桜谷は道傍の古材木に腰を掛け、低く垂れた頭を、ぐらぐらと力なく左右に振りながら云った、「おらあうちへは帰れねえんだ」
へちまの木 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
そしてすぐさま電車の停留場へ引返すと、いつもはあまり人のいない道端に、七、八人も人が立っていて電車はなかなか来そうもない。
ひかげの花 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
しかし、気をつけて見ると、あれでもしおらしいもので、路端などをしてるを、人が参って、めて御覧なさい。
春昼 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
それは道側に屋台を下していた売り歩く蕎麦屋の提灯に過ぎない事が解った。しかしどんな明かりでも、どんな人間の仲間でも、以上のような事に遇った後には、結構であった。
(新字新仮名) / 小泉八雲(著)
路側のさまざまの商店やら招牌やらが走馬燈のように眼の前を通るが、それがさまざまの美しい記憶を思い起こさせるので好い心地がするのであった。
少女病 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
一寸横に寄つて径傍の草を撫でてみたが、それもビシヨ/\だ。新聞紙も何もないので私は遂に諦めて蹲むだけに満足する。四里の道を歩いたこととて、足は脹れぼツたい。
深夜の峠にて (新字旧仮名) / 中原中也(著)
親子棄てられて路辺餓死するのを、私は親子の名誉、家の名誉と思ふのです。今我々親子の世間かられてゐるのは、自業自得の致すところで、不名誉の極です!
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
一面には世の中が何時も春の花の咲いているような、黄金が途上にもざくざくれていれば、掘井戸のなかからもいて出るといったような、豪華な放縦
竹本綾之助 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
……おしめもも一所に掛けた、路地の物干棹ぱずすと、途端の与五郎のって、青小僧、蹈出す足とく足の真中へスッと差した。
白金之絵図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)