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ぶつこつし
狹衣子が
手傳ひに
來ては、つい、
社に
出る
時間を
忘れた
事や、
佛骨子が
穴の
中で
午睡をした
事や、これ
等は
奇談の
主なるもの。
それから三
代目四
代目とは、
無關係で、
構内へは一
歩も
足を
踏入れなかつたが、
到頭その
鷄屋は
亡びて
了つたので、これを
幸ひと
佛骨子をかたらひ、
又少し
掘つて
見た。
幻花子は、
此土瓶を
布呂敷に
包み、
背に
斜に
掛けて
負ひ、
自轉車に
反身で
乘つて
走らすのを、
後から
見て
行く
佛骨子が、
如何かして
自轉車から
落ちて、
土瓶を
破したら
面白からうと
呪つたといふ。