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しつそう
ふりがな文庫
“しつそう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
失踪
70.0%
疾走
30.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
失踪
(逆引き)
そして壽阿彌の墓は傳通院に移された墓石中には無かつた。師岡氏未亡人は忌日に參詣して、壽阿彌の墓の
失踪
(
しつそう
)
を悲み、寺僧に其所在を問うて
已
(
や
)
まなかつた。
寿阿弥の手紙
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
只
(
た
)
だ燃え立つ
復讐
(
ふくしう
)
の誠意、幼き胸にかき抱きて、雄々しくも
失踪
(
しつそう
)
せる小さき影を、月よ、汝は
如何
(
いか
)
に哀れと観じたりけん、
焦
(
こ
)
がるゝ如き救世の野心に五尺の
体躯
(
からだ
)
徒
(
いたづら
)
に
煩悶
(
はんもん
)
して、鈍き手腕
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
しつそう(失踪)の例文をもっと
(7作品)
見る
疾走
(逆引き)
後
(
うしろ
)
の
林
(
はやし
)
の
稍
(
やゝ
)
俛首
(
うなだ
)
れた
竹
(
たけ
)
の
外側
(
そとがは
)
がぐるりと
燒
(
や
)
かれて
變色
(
へんしよく
)
して
居
(
ゐ
)
たのが
彼
(
かれ
)
の
目
(
め
)
に
映
(
えい
)
じた。それと
共
(
とも
)
に
彼
(
かれ
)
は
隣
(
となり
)
の
森
(
もり
)
の
中
(
なか
)
の
群集
(
ぐんしふ
)
の
囂々
(
がう/\
)
と
騷
(
さわ
)
ぐのを
耳
(
みゝ
)
にして
自分
(
じぶん
)
が
今
(
いま
)
何
(
なん
)
の
爲
(
ため
)
に
疾走
(
しつそう
)
して
來
(
き
)
たかを
心
(
こゝろ
)
づいた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
彼
(
かれ
)
は
疾走
(
しつそう
)
した
後
(
あと
)
の
異常
(
いじやう
)
な
疲勞
(
ひらう
)
を
感
(
かん
)
じた。
彼
(
かれ
)
は
自分
(
じぶん
)
の
燒趾
(
やけあと
)
を
掻
(
か
)
き
立
(
た
)
てようとするのに
鳶口
(
とびぐち
)
も
萬能
(
まんのう
)
も
皆
(
みな
)
其
(
その
)
火
(
ひ
)
の
中
(
なか
)
に
包
(
つゝ
)
まれて
畢
(
しま
)
つて
居
(
ゐ
)
た。
彼
(
かれ
)
は
空手
(
からて
)
であつた。
唐鍬
(
たうぐは
)
を
執
(
と
)
つて
彼
(
かれ
)
は
再
(
ふたゝ
)
び
熱
(
あつ
)
い
火
(
ひ
)
の
側
(
そば
)
に
立
(
た
)
つた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
しつそう(疾走)の例文をもっと
(3作品)
見る
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はし