“しっそう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
失踪79.3%
疾走15.2%
執奏3.3%
湿瘡1.1%
疾瘡1.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
抽斎が優善のために座敷牢を作らせたのは、そういう失踪(しっそう)の間の事で、その早晩還(かえ)り来(きた)るを候(うかが)ってこの中(うち)に投ぜようとしたのである。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
横に走るとは、塀なり垣根なりを足場として、地上とは身を平行にして或る距離を疾走(しっそう)する。また、逆に天地返しの歩き方というのをやる。
「御懇(ぎょこん)の御意(ぎょい)、委細心得申した。あすにも参内(さんだい)して、万事よろしゅう執奏(しっそう)の儀を……」
玉藻の前 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
本職でなくても宜(い)い。腫物(できもの)のあるのや禿頭病(とくとうびょう)白雲(しらくも)田虫(たむし)湿瘡(しっそう)皮癬(ひぜん)なんてのを見繕(みつくろ)って、入(い)り代(かわ)り立ち代り坐り込ませる。これなら親類にいくらもあるだろう?
親鳥子鳥 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
また、疾瘡(しっそう)をうれうるものが両国橋の中央に至り、飛騨(ひだ)の国錐(きり)大明神と念じて北の方へむかい、錐(きり)三本ずつ川中に投じつつ礼拝すれば、平癒するとのマジナイもあるそうだ。
迷信と宗教 (新字新仮名) / 井上円了(著)