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疾走
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しっそう
ふりがな文庫
“
疾走
(
しっそう
)” の例文
私たちの乗った車は、空中にまい上ったA型人造人間の
破片
(
はへん
)
が、まだ地上におちない先に、国境向けて、
疾走
(
しっそう
)
を始めたのであった。
人造人間の秘密
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
横に走るとは、塀なり垣根なりを足場として、地上とは身を平行にして或る距離を
疾走
(
しっそう
)
する。また、逆に天地返しの歩き方というのをやる。
大菩薩峠:03 壬生と島原の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
(この場合において基は
鬼事
(
おにごと
)
のおかのごとし)故に走者はなるべく球の自己に遠かる時を見て
疾走
(
しっそう
)
して線を通過すべし。
ベースボール
(新字新仮名)
/
正岡子規
(著)
殊
(
こと
)
に、あなたのアマゾンヌの様な、トレエニング・パンツの姿が、A甲板の端から此方まで、風をきって
疾走
(
しっそう
)
してくる。
オリンポスの果実
(新字新仮名)
/
田中英光
(著)
すると、
疾走
(
しっそう
)
する自動車のうしろの、幅の狭いバンパーのつけねの上に、みょうなことがおこりました。
少年探偵団
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
▼ もっと見る
ひゅうッ、と
一鞭
(
ひとむち
)
あてると、三
騎
(
き
)
はそのまま
馬首
(
ばしゅ
)
をそろえて、東へひがしへ
疾走
(
しっそう
)
していった。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
横
(
よこ
)
あいから
前
(
まえ
)
に
出
(
で
)
た
老人
(
ろうじん
)
があったが、ふいのことであり、
彼
(
かれ
)
は、この
老人
(
ろうじん
)
を
傷
(
きず
)
つけまいとの一
念
(
ねん
)
から、とっさにハンドルをまわしたので、おりから
疾走
(
しっそう
)
してきた
自動車
(
じどうしゃ
)
に
触
(
ふ
)
れて
空晴れて
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
二十五番街へさしかかったとき、警告もなく、もう一台の自動車が、後から追いついて来て、いきなり窓と窓とを向いあわせて
並列
(
へいれつ
)
疾走
(
しっそう
)
をはじめた。
人造人間殺害事件
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
悪魔のように
疾走
(
しっそう
)
する二台の自動車は、道行く人の目を見はらせないではおきませんでした。
怪人二十面相
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
そのようすを見て、咲耶子はぜひなく、一方の槍ぶすまをつきぬいて、お
花畑
(
はなばたけ
)
へ
疾走
(
しっそう
)
した。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
警笛
(
けいてき
)
を音高くあたりの谷間に
響
(
ひび
)
かせながら、曲り曲った路面の上を、いとももどかしげに、
疾走
(
しっそう
)
を始めました。
崩れる鬼影
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
すると、大手門の橋から、たちまち空をこがすばかりの
焔
(
ほのお
)
の一列が
疾走
(
しっそう
)
してきた。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
と、命令一下、かねてこんなこともあろうかと用意して待っていた特別警察隊は、ラジオを備えた警視庁自慢の大型追跡自動車で、
京浜
(
けいひん
)
国道を砲弾のように
疾走
(
しっそう
)
して行った。
地中魔
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
と、左の方から一台のトラックが
疾走
(
しっそう
)
して来て、
呀
(
あ
)
っという間にそのトランクに突きあたった。トランクは、フットボールのように
弾
(
はじ
)
かれて上へ舞いあがった。と思う間もなく下へ落ち始めた。
鞄らしくない鞄
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
と、たちまちものすごい勢いで、がらがらがらと
疾走
(
しっそう
)
を始めた。
但
(
ただ
)
し原地人軍の方へ向って前進しないで、何を
勘
(
かん
)
ちがいしたか、あべこべに、醤軍の方へ向けて、全速力で後退を始めたではないか。
人造人間戦車の機密:――金博士シリーズ・2――
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
疾走
(
しっそう
)
する暗黒列車
空襲警報
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
“疾走”の解説
『疾走』(しっそう)は、重松清による小説、またそれを原作とする2005年12月に公開された日本映画。
(出典:Wikipedia)
疾
常用漢字
中学
部首:⽧
10画
走
常用漢字
小2
部首:⾛
7画
“疾”で始まる語句
疾
疾風
疾病
疾駆
疾風迅雷
疾呼
疾風雲
疾駈
疾患
疾翔大力