“さうおう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
相應76.5%
相応23.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かれはかうしてきはめて悠長いうちやううごかすやうでありながら、それでもやとはれたさき扶持ふちはしてもらふので、相應さうおうぜにつゝあるのであつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
小利口こりこうにきび/\と立𢌞たちまはつて、あさまへからきて、氣輕きがる身輕みがる足輕あしがる相應さうおう、くる/\とよくはたらうへはや江戸えどみづみて、早速さつそく情婦いろひとつと了簡れうけんから
二た面 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
ボートはぐ、水練すゐれんる、自転車で乗廻のりまはす、うまる、学科には平生へいぜい苦心くしんせんのであつたが、く出来ました、試験しけん成績せいせき相応さうおうよろしかつた、わたしと来ると
硯友社の沿革 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
長吉ちやうきちにはもつと身分相応さうおう立身りつしんみちがありさうなものだといふ気がした。
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)