“そうおう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
相応80.8%
荘王7.7%
揷秧3.8%
相應3.8%
霜翁3.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
団さんの説によると一番下は横幅のない褌町ふんどしまちで、その次は十万石以下の城下町、これには相応そうおう幅員ふくいんがあって、公園は必ず城跡だとある。
ぐうたら道中記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
項羽も始皇帝しこうてい荘王そうおうもみな同じ人間になってしまう。違った人間を同じ人間として記述することが、何が「述べる」だ? 「述べる」とは、違った人間は違った人間として述べることではないか。
李陵 (新字新仮名) / 中島敦(著)
村落は今揷秧そうおうすみてしばらくは農事ひまなり、あたかも賊軍熊本を退き世間の物情とみに開けし折なりければ、村人もまた瓢箪ひょうたんを負い行廚こうちゅうを持ち、いずこより借り来たりけん二三の望遠鏡さえ携えつつ
空家 (新字新仮名) / 宮崎湖処子(著)
金庫きんこ書庫しよこ土藏どぞうにはおの/\おほきさに相應そうおうする器物きぶつたとへば土藏どぞうならばばけつ)にみづくこと。これは内部ないぶ貴重品きちようひん蒸燒むしやきになるのをふせぐためである。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
父竜池がこのころの友には、春水、良斎、北渓よりして外、なお勝田諸持もろもちがあった。諏訪町すわちょうの狂歌師千種庵ちくさあん川口霜翁そうおうの後をいで、二世千種庵と云う。一中節の名は都一閑斎である。
細木香以 (新字新仮名) / 森鴎外(著)