“このうら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
此裏33.3%
這裏16.7%
此恨16.7%
此浦16.7%
金浦16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いつそにかゝりしうへにてかくもせんとこゝろこたへて妻戀下つまこひしたとばかり當所あてどなしにこゝの裏屋うらやかしこの裏屋うらやさりとてはくもつかむやうなたづねものもおもこゝろがしるべにや松澤まつざはといふかなにらねど老人としより病人びやうにん二人ふたりありて年若としわか車夫しやふいへならば此裏このうら突當つきあたりから三軒目さんげんめ溝板どぶいたはづれしところがそれなりとまでをしへられぬとき
別れ霜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
さらば此男も、身體こそ無造作に刻まれた肉魂の一斷片に過ぎぬが、人生の大殿堂を根柢から搖り動かして轟き渡る一撞萬聲の鯨鐘の聲を深く這裏このうらかくして居るのかも知れない。
雲は天才である (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
或は又、「空腹」の影薄さも這裏このうらに宿つて居るかも知れない。
雲は天才である (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
取し事のあらはれんをおそれて逃亡かけおちせし者ならんとみせにて取々のうはさをなしければ此事早晩いつしか宅兵衞が耳に入始てあざむかれたる事を知り口惜くちをしかぎりなく如何にもして此恨このうらみを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
所持せし故にや加田かだうらにて切害せつがいされ死骸しがいは海中へいれ申候しか相見え申さず此浦このうらには鰐鮫わにざめすみ候故大方はさめ餌食ゑじきと相成候事と存られ候衣類いるゐならびかさは血に染り濱邊に打上うちあげ是有候故濱奉行へ御屆に相成候かつ村中不便ふびんに存じ師匠ししやう感應院のはかそば塚標はかじるし
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
羽後由利郡金浦このうら町大字金浦字轌町そりまち
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)