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きくわ
語句 | 割合 |
奇禍 | 33.3% |
奇火 | 16.7% |
奇花 | 16.7% |
奇貨 | 16.7% |
聞分 | 16.7% |
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「私に一人の伯母があるのです、世を
厭うて秩父の山奥に
孤独して居ります、今年既に七十を越して、
尚ほ
钁鑠としては居りますが、一朝私の
奇禍を伝へ聞ませうならば——」語断えて涙
滴々
此火寛文年中
始て
出しと
旧記に見えたれば、三百余年の今において
絶る事なきは
奇中の奇也。
天奇を
出す事一ならず、おなじ国の
魚沼郡に又一ツの
奇火を
出せり。
此れ
便先考
来青山人往年
滬上より携へ帰られし江南の一
奇花、わが初夏の清風に乗じて盛に
甘味を帯びたる香気を放てるなり。
この
大將の
若樣難なく
敏が
擒になりけり、
令孃との
中の
睦ましきを
見るより、
奇貨おくべしと
竹馬の
製造を
手はじめに、
植木の
講譯、いくさ
物語、
田舍の
爺婆は
如何にをかしき
事を
言ひて
踏むに
冷めたき
板の
間を
引裾ながく
縁がはに
出でゝ、
用心口より
顏さし
出し、
玉よ、
玉よ、と二タ
聲ばかり
呼んで、
戀に
狂ひてあくがるゝ
身は
主人が
聲も
聞分けぬ。