“きゝわけ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
聞分85.7%
聞譯14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
はゝ親心附おやごゝろづけれどもなんこととも聞分きゝわけぬとおぼしく、見開みひらきながらくうながめて、あれ奇麗きれいてふてふがとひかけしが、ころしてはいけませんよ、兄樣にいさん兄樣にいさんこゑかぎりにべば、こらうした
うつせみ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
怜悧りこううまれ聞分きゝわけがあるから、三ツづつあひかはらず鶏卵たまごはせられるつゆも、いま療治れうぢとき不残のこらずになつてることゝ推量すゐりやうして、べそをいても、兄者あにじやくなといはしつたと、こらへてこゝろうち
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
受たる十三兩三分は勘辨かんべんするによりのこりの金を只今かへされよと云ふに文右衞門扨々聞譯きゝわけのなき男かな然れば是非ぜひに及ばず是を見てうたがひを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)