“奇中”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きちゅう50.0%
きちゆう50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
写楽が女形おんながたの肖像は奇中きちゅう傑作中の傑作ならんか。岩井半四郎、松本米三郎よねさぶろうの如き肖像を見れば余はただちに劇場の楽屋においてのあたり男子の女子に扮したる容貌を連想す。
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
此火寛文年中はじめいでしと旧記きうきに見えたれば、三百余年の今においてたゆる事なきは奇中きちゆうの奇也。天奇てんきいだす事一ならず、おなじ国の魚沼郡うおぬまこほりに又一ツの奇火きくわいだせり。