“钁鑠”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かくしゃく50.0%
くわくしやく50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
钁鑠かくしゃくとして壮者をしのぎ森林などを駈け歩いても人猿などより敏捷であった。私も老人の真似をしてよく森林を駈け歩き彼らに負けまいと努力した。
沙漠の古都 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「私に一人の伯母があるのです、世をいとうて秩父の山奥に孤独ひとりして居ります、今年既に七十を越して、钁鑠くわくしやくとしては居りますが、一朝私の奇禍きくわを伝へ聞ませうならば——」語断えて涙滴々てき/\
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)