“いっせい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
一斉67.1%
一声22.4%
一整2.6%
一齊2.6%
一世1.3%
一勢1.3%
一睛1.3%
諸声1.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その声に応じて、デッキまではのぼって来ない壮士ていの政客や某私立政治学校の生徒が一斉いっせいに万歳を繰り返した。
或る女:1(前編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)
「こどもが水へちたんですよ」一人ひとりいますと、その人たちは一斉いっせいにジョバンニの方を見ました。
銀河鉄道の夜 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
一声いっせい高く竹のるる音して、勢いよく燃え上がりし炎は足を焦がさんとす、されどおきなは足を引かざりき。
たき火 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
身には襤褸らんるまとうとも心ににしきの美を飾りつつ、しばらく自活の道を立て、やがて霹靂へきれき一声いっせい
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)
婆さんも子供も女も、一整いっせいに驚愕のまなこを将軍の顔上に集注した。
一整いっせいに立ち上ったが呶鳴り出した。
南蛮秘話森右近丸 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
そういう時に限って、彼女はまた別の肉体に愛情を感ずると見えて、はたの目が一齊いっせいに舞台に集まっているなかで、その手が庸三にそっと触れて来るのであった。
仮装人物 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
土間のなかばで、そのおじやのかたまりのような四人の形が暗くなったのは、トタンに、一つ二つ電燈がスッと息を引くように赤くなって、橋がかりのも洗面所のも一齊いっせいにパッと消えたのである。
眉かくしの霊 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
一世いっせい師に問うて云う、分子ぶんしはしでつまめるものですかと。
一夜 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
ふと気が付いた家人かじん一勢いっせいに騒ぎ立てましたが、氏は逃げ行く盗人の後姿うしろすがたを見るくらいにしなが突立つったったまま一歩も追おうとはしませんでした。
一睛いっせい暗所あんしょに点ぜず、藤尾は眼を上げなかった。ただ畳に落す靴足袋の先をちらりと見ただけでははあと悟った。小野さんは座に着かぬ先から、もうめられている。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
車夫は諸声いっせい凱歌かちどきを揚げ、勢いに乗じて二歩を抽き、三歩を抽き、ますますせて、軽迅たまおどるがごとく二、三間を先んじたり。
義血侠血 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)