“あひたい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
相對57.1%
相対35.7%
逢度7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
には油蝉あぶらぜみあつくなればあつくなるほどひどくぢり/\とりつけるのみで、閑寂しづか村落むらはしたま/\うた※弟きやうだいはかうしてたゞ餘所々々よそ/\しく相對あひたいした。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
前面ぜんめん大手おほて彼方かなたに、城址しろあと天守てんしゆが、くもれた蒼空あをぞら群山ぐんざんいて、すつくとつ……飛騨山ひださんさやはらつたやりだけ絶頂ぜつちやうと、十里じふり遠近をちこち相対あひたいして
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
ふくみつゝ三次のそばへさし寄て今より何卒御一所におつれなされて下されと云へば三次は默禮もくれい然程迄さほどまでにも逢度あひたくば今夜すぐにも同道せんと聞てお安は飛立とびたつおもひそれは/\有難し先樣でさへ夜分やぶんにても能事よいことなれば私しは一刻ちつとはや逢度あひたいと悦ぶ風情ふぜいに長庵は
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)