“あいたい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
相対69.0%
靉靆29.3%
逢対1.7%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こうやって一人ずつ相対あいたいになると、いかに愚騃ぐがいなる主人といえども生徒に対して幾分かの重みがあるように思われる。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
まずその荒れはてた部屋の真中には足の曲った一脚の卓子テーブルがあり、それをはさんで二人の人物が相対あいたいしていた。
恐怖の口笛 (新字新仮名) / 海野十三(著)
けれどこの一城市に靉靆あいたいとたなびいている瑞気ずいきというようなものを、石川数正は見のがせなかった。
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
で、またぽつんと主客眼を見合って笑っている。多く言うを要しない知己ちきこころよさが、胸から胸へと靉靆あいたいとしてただよう。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
私共二三年諸方ヘ頼ンデ奥様ノコトヲ骨ヲ折ッタガ、岡野ト聞クト皆々破談ニナリマシタガ、御蔭デ殿様初メ一同安心シテ悦ビマス、殊ニハ御持参金モアルシ有難イト云イオッタ、ソレ迄ハ千五百石デ道具ガ一ツ無クッテ、大小マデモ逢対あいたいノ時ニ借リテ出ル位ダカラ、世間デ呉レナイモもっとモダト思ッタ、ソレカラ普請ガ大破故
大菩薩峠:40 山科の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)