“あいたい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
相対69.2%
靉靆27.7%
逢対1.5%
逢度1.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それと相対あいたいした前面が御本丸。ここまで来て見ると、天地の静かなことが案外で、征夷大将軍の城内をおかしたとは思われない。
大菩薩峠:25 みちりやの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
空襲の頻々たるころ、この老桜がわずかわざわいを免れて、年々香雲靉靆あいたいとして戦争中人を慰めていたことを思えば、また無量の感に打れざるを得ない。
葛飾土産 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
大小マデモ逢対あいたいノ時ニ借リテ出ル位ダカラ、世間デ呉レナイモもっとモダト思ッタ、ソレカラ普請ガ大破故、武州相州ノ百姓ヲ呼ビ出シテ、家作モ直シ、大勢ノ厄介ノ身上マデ拵エテヤッタ
大菩薩峠:40 山科の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
あの時は此方こっちで伊之さんの事ばかり思っていて逢度あいたい々々とそればかりに気を揉んでいたから、畜生なんかに魅入られたんだけれど、今度はそうでない、私も心に懸らない事はないが