“むかいあ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
向合84.6%
対合7.7%
相対7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
親子三人向合むかいあって、黙って暫く泣いていた。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
対合むかいあった居附いつきの店の電燈瓦斯がす晃々こうこうとした中に、小僧のかげや、帳場の主人、火鉢の前の女房かみさんなどが、絵草子の裏、硝子がらすの中、中でも鮮麗あざやかなのは、軒に飾った紅入友染べにいりゆうぜんの影に、くっきりとあらわれる。
露肆 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
この工場と相対むかいあってる北側に、今は地震でくずされて旧観をあらためてしまったが、附属の倉庫の白壁の土蔵があった。