“あきは”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
飽果40.0%
秋葉30.0%
倦果10.0%
厭果10.0%
饜果10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
此(この)軍艦(ぐんかん)の獻納者(けんなうしや)であれば、本艦(ほんかん)引渡(ひきわた)しの儀式(ぎしき)の爲(ため)と、一(ひと)つには、最早(もはや)異境(ゐきやう)の空(そら)も飽果(あきは)てたれば之(これ)よりは、山(やま)美(うる)はしく、水(みづ)清(きよ)き日本(につぽん)に歸(かへ)らんと、子ープルス港(かう)から本艦(ほんかん)に便乘(びんじやう)した次第(しだい)です。
其の中(うち)に何処(どこ)へ棄てたか葛籠を棄てゝ三右衞門は下総の在所へ帰って仕舞うと、根津七軒町の喜連川(きつれがわ)様のお屋敷の手前に、秋葉(あきは)の原があって、その原の側(わき)に自身番がござります。
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
何事にも倦果(あきは)てたりしわが身の、なほ折節にいささかの興を催すことあるは、町中の寺を過る折からふと思出でて、その庭に入り、古墳の苔を掃(はら)つて、見ざりし世の人を憶(おも)ふ時なり。
礫川徜徉記 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
陰気な、鈍い、濁った——厭果(あきは)てた五月雨の、宵の内に星が見えて、寝覚にまた糠雨(ぬかあめ)の、その点滴(したたり)が黴(か)びた畳に浸込(しみこ)む時の——心細い、陰気でうんざりとなる気勢(けはい)である。
沼夫人 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
こりゃ此處(こゝ)に四十兩(りゃう)ある、予(わし)に毒藥(どくやく)を一匁(もんめ)ほど賣(う)ってくりゃれ、直(すぐ)に血管(けっくわん)に行渡(ゆきわた)って世(よ)に饜果(あきは)てた飮主(のみぬし)を立地(たちどころ)に死(し)なすやうな、又(また)、射出(うちだ)された焔硝(えんせう)が怖(おそろ)しい大砲(たいはう)の胴中(どうなか)から激(はげ)しう急(きふ)に走(はし)り出(で)るやうに