“厭果”の読み方と例文
読み方割合
あきは100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
陰気な、鈍い、濁った——厭果あきはてた五月雨の、宵の内に星が見えて、寝覚にまた糠雨ぬかあめの、その点滴したたりびた畳に浸込しみこむ時の——心細い、陰気でうんざりとなる気勢けはいである。
沼夫人 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)