“厭世観”の読み方と例文
読み方割合
えんせいかん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今のような有様では折角せっかく食物衛生を天下にすすめても厭世観えんせいかんや悲哀観の流行するため人の元気沮喪そそうして食物を消化吸収するの力なく
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
厭離一切娑婆世界おんりいっさいしゃばせかい厭世観えんせいかんは、ヘルンの多くの作品中に一貫いっかんして、その特殊とくしゅな文学情操の基調となってる。
あの年頃の青年に有勝ありがちの、妙な神経衰弱的厭世観えんせいかんに捕われていたのであろう。その前の年までは盛に山を歩いていたのだが、この夏休には、とても山に登る元気がない。
可愛い山 (新字新仮名) / 石川欣一(著)