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骨頂
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こつちやう
ふりがな文庫
“
骨頂
(
こつちやう
)” の例文
隨分
(
ずゐぶん
)
厭味
(
いやみ
)
に
出來
(
でき
)
あがつて、いゝ
氣
(
き
)
の
骨頂
(
こつちやう
)
の
奴
(
やつ
)
ではないか、
己
(
お
)
れは
親方
(
おやかた
)
の
息子
(
むすこ
)
だけれど
彼奴
(
あいつ
)
ばかりは
何
(
ど
)
うしても
主人
(
しゆじん
)
とは
思
(
おも
)
はれない
わかれ道
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
少
(
すくな
)
くとも
喋舌
(
しやべ
)
らないことを
以
(
もつ
)
て
甚
(
ひど
)
く
自分
(
じぶん
)
で
豪
(
え
)
らがる
者
(
もの
)
は
馬鹿者
(
ばかもの
)
の
骨頂
(
こつちやう
)
と
言
(
い
)
つて
可
(
よ
)
ろしい
而
(
そ
)
して
此種
(
このしゆ
)
の
馬鹿者
(
ばかもの
)
を
今
(
いま
)
の
世
(
よ
)
にチヨイ/\
見受
(
みう
)
ける
に
(
ママ
)
は
情
(
なさけ
)
ない
次第
(
しだい
)
である。
湯ヶ原ゆき
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
「私は云つたのだ——君が彼女の傍に行くときには氣を附けろつて。それに、君は
明日
(
あす
)
まで待つて、私を連れて行つてもよかつたのだ。今夜、而もたゞ獨りで會はうなどゝするのは愚の
骨頂
(
こつちやう
)
だよ。」
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
見
(
み
)
すぐしにするとは
何
(
なん
)
の
事
(
こと
)
ぞ
新田
(
につた
)
こそ
運平
(
うんぺい
)
こそ
大惡人
(
だいあくにん
)
の
骨頂
(
こつちやう
)
なれ
娘
(
むすめ
)
ばかりはよもやと
思
(
おも
)
へどそれもこれも
心
(
こゝろ
)
の
迷
(
まよ
)
ひか
姿
(
すがた
)
こそ
詞
(
ことば
)
こそやさしけれ
瓜
(
うり
)
の
蔓
(
つる
)
に
生
(
な
)
らぬ
茄子
(
なすび
)
父親
(
てゝおや
)
と
同
(
おな
)
じ
心
(
こゝろ
)
になつて
今
(
いま
)
の
我身
(
わがみ
)
に
愛想
(
あいそ
)
が
盡
(
つ
)
きて
別れ霜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
“骨頂”の意味
《名詞》
骨頂(こっちょう)
最上。随一。
(context、dated)張本人。中心人物。
(context、dated)強く主張すること。
(出典:Wiktionary)
骨
常用漢字
小6
部首:⾻
10画
頂
常用漢字
小6
部首:⾴
11画
“骨”で始まる語句
骨
骨董
骨牌
骨折
骨董屋
骨髄
骨董品
骨肉
骨柄
骨骼