陽氣ようき)” の例文
新字:陽気
もう此樣こんはなしはしにして陽氣ようきにおあそびなさりまし、わたしなにしづんだこと大嫌だいきら
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
ほんにかは陽氣ようきわるいけれど太郎たろさんは何時いつ惡戯おいたをしてますか、何故なぜ今夜こんやれておいででない、お祖父ぢいさんもこひしがつておいでなされたものをとはれて、また今更いまさらにうらかなしく
十三夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
さりとは陽氣ようきまちみたるひとまをしき、三島神社みしまじんじやかどをまがりてよりれぞとゆる大厦いゑもなく、かたぶく軒端のきばの十けん長屋ながや二十けん長屋ながやあきなひはかつふつかぬところとてなかばさしたる雨戸あまどそと
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
今夜こんや此樣こんわからぬこといひしてさぞ貴君あなた御迷惑ごめいわく御座ござんしてしよ、もうはなしはやめまする、御機嫌ごきげんさわつたらばゆるしてくだされ、れかんで陽氣ようきにしませうかとへば、いや遠慮ゑんりよ無沙汰ぶさた
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)