トップ
>
長旅
>
ながたび
ふりがな文庫
“
長旅
(
ながたび
)” の例文
「妹から——
呉服
(
くれは
)
から聞いたところ、貴様京の地へ
長旅
(
ながたび
)
をし、帰って来たと思ったところ、その夜すぐに飛び出してしまい……」
あさひの鎧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
そして、
拍子
(
ひょうし
)
を
合
(
あ
)
わせて、二
度
(
ど
)
、三
度
(
ど
)
羽
(
は
)
ばたきをしました。これから、
長旅
(
ながたび
)
に
出
(
で
)
かける
前
(
まえ
)
のあいさつであります。
がん
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
この
長旅
(
ながたび
)
のはてに、君がわが胸に達し給ひしか。わが身の内にある代々の人々よりこの我に至る
迄
(
まで
)
、一齊に呼ばはりて、君を祝福されたる者と仰ぎ奉る。
頌歌
(旧字旧仮名)
/
ポール・クローデル
(著)
長旅
(
ながたび
)
は
抱
(
かゝ
)
へたり、
前
(
まへ
)
に
峠
(
たうげ
)
を
望
(
のぞ
)
んだれば、
夜
(
よ
)
を
籠
(
こ
)
めてなど
思
(
おも
)
ひも
寄
(
よ
)
らず、
柳屋
(
やなぎや
)
といふに
宿
(
やど
)
を
取
(
と
)
る。
雪の翼
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
そして、實際、
長旅
(
ながたび
)
の疲れを感じてゐたので、もう引き
退
(
さが
)
つてもいゝ
旨
(
むね
)
を云つた。彼女は、蝋燭をとり、私はその後に從つて、室を出た。先づ彼女は、廣間の戸締りを見にいつた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
▼ もっと見る
青年
(
せいねん
)
が
一人旅
(
ひとりたび
)
をしてゐるといふことを、
頭
(
あたま
)
に
持
(
も
)
つて
下
(
くだ
)
さい。わゝくといふのは、きれや
着物
(
きもの
)
のぼや/\になつて
來
(
く
)
ることで、
長旅
(
ながたび
)
をしたゝめに、
摺
(
す
)
り
切
(
き
)
れて
來
(
き
)
たりしたところがある
樣子
(
ようす
)
です。
歌の話
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
申
越
(
こし
)
たれば是非々々
存生
(
ぞんしやう
)
の中に
面會
(
めんくわい
)
致し度今にては私しも親はなし親のなき後は兄は親同前なりと云ば是非
逢
(
あひ
)
に
行
(
ゆく
)
積
(
つも
)
りなり併し是も
早
(
はや
)
押迫
(
おしつま
)
つて
數
(
かぞ
)
へ日にはなるし彼是又暮の
始末
(
しまつ
)
にて
旅立所
(
たびだちどころ
)
ではなけれ共
兄弟
(
きやうだい
)
一
生
(
しやう
)
の別れなれば何有ても
逢
(
あは
)
ねばならず夫に付
長旅
(
ながたび
)
の事ゆゑ心の知れぬ者を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
長
常用漢字
小2
部首:⾧
8画
旅
常用漢字
小3
部首:⽅
10画
“長”で始まる語句
長
長閑
長襦袢
長押
長火鉢
長椅子
長刀
長柄
長靴
長持