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里見弴
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さとみとん
ふりがな文庫
“
里見弴
(
さとみとん
)” の例文
この外にもまだ、
島崎藤村
(
しまざきとうそん
)
、
里見弴
(
さとみとん
)
、
谷崎潤一郎
(
たにざきじゆんいちらう
)
、
加能作次郎
(
かのうさくじらう
)
、
佐藤俊子
(
さとうとしこ
)
等
(
とう
)
の如き幾多の作家があつて、本来選に入るべきであるけれども
日本小説の支那訳
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
森田草平
(
もりたそうへい
)
氏の四十八人目と云うのや、
谷崎潤一郎
(
たにざきじゅんいちろう
)
氏の
卍
(
まんじ
)
、川端康成氏の温泉宿、
野上弥生子
(
のがみやえこ
)
氏の燃ゆる薔薇、
里見弴
(
さとみとん
)
氏の大地、
岩藤雪夫
(
いわとうゆきお
)
氏の闘いを
襲
(
つ
)
ぐもの、この七篇の華々しい小説が
文学的自叙伝
(新字新仮名)
/
林芙美子
(著)
いつたい
誰
(
だれ
)
でも
運勢
(
うんせい
)
が
傾
(
かたむ
)
いてくると、
自然
(
しぜん
)
とじたばたし
出
(
だ
)
すのは
人情
(
にんじやう
)
の
然
(
しか
)
らしむる
所
(
ところ
)
だが、五
段
(
だん
)
里見弴
(
さとみとん
)
は
紙入
(
かみいれ
)
からお
守札
(
まもりふだ
)
を
並
(
なら
)
べ
出
(
だ
)
す、四
段
(
だん
)
古川緑波
(
ふるかはりよくは
)
はシガアレツト・ライタアで
切
(
き
)
り
火
(
び
)
をする。
麻雀を語る
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
里見弴
(
さとみとん
)
さんが、まだ
本家
(
ほんけ
)
有島
(
ありしま
)
さんに
居
(
ゐ
)
なすつた、お
知己
(
ちかづき
)
の
初
(
はじめ
)
の
頃
(
ころ
)
であつた。
何
(
なに
)
かの
次手
(
ついで
)
に、
此話
(
このはなし
)
をすると、
庭
(
には
)
の
池
(
いけ
)
にはいくらでも
鳴
(
な
)
いて
居
(
ゐ
)
る。……そんなに
好
(
す
)
きなら、ふんづかまへて
上
(
あ
)
げませう。
番茶話
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
ちかごろの
里見弴
(
さとみとん
)
の顔をもう少しばかりしけさせて苦痛と
頽廃
(
たいはい
)
の薬味を加えればいいかもしれない。彫の深い、眼のぎろりとした、とにかくただものでない顔なんだ。……君も東京の落人か、ふん。
陽気な客
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
▼ もっと見る
里見弴
(
さとみとん
)
君などは皮造りの
刺身
(
さしみ
)
にしたらば、きつと、うまいのに違ひない。
菊池
(
きくち
)
君も、あの鼻などを
椎茸
(
しひたけ
)
と
一緒
(
いつしよ
)
に
煮
(
に
)
てくへば、
脂
(
あぶら
)
ぎつてゐて、うまいだらう。
食物として
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
僕が講演旅行へ出かけたのは今度
里見弴
(
さとみとん
)
君と北海道へ行つたのが始めてだ。入場料をとらない聴衆は自然
雑駁
(
ざつぱく
)
になりがちだから、それだけでも
可也
(
かなり
)
しやべり
悪
(
にく
)
い。
講演軍記
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
新潮二月号所載
藤森淳三
(
ふじもりじゆんざう
)
氏の文(
宇野浩二
(
うのかうじ
)
氏の作と人とに関する)によれば、宇野氏は当初軽蔑してゐた
里見弴
(
さとみとん
)
氏や
芥川龍之介
(
あくたがはりゆうのすけ
)
に、
色目
(
いろめ
)
を使ふやうになつたさうである。
解嘲
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
けれどもあたしたちの
代弁者
(
だいべんしゃ
)
は
譃
(
うそ
)
のように一人もいないじゃないの?
倉田百三
(
くらたひゃくぞう
)
、
菊池寛
(
きくちかん
)
、
久米正雄
(
くめまさお
)
、
武者小路実篤
(
むしゃのこうじさねあつ
)
、
里見弴
(
さとみとん
)
、
佐藤春夫
(
さとうはるお
)
、
吉田絃二郎
(
よしだげんじろう
)
、
野上弥生
(
のがみやよい
)
、——一人残らず
盲目
(
めくら
)
なのよ。
文放古
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
且
(
かつ
)
又この批評家の亜流も少くないように聞き及びました。その為に一言広告します。尤もこれを公にするのはわたくしの発意ではありません。実は先輩
里見弴
(
さとみとん
)
君の
煽動
(
せんどう
)
によった結果であります。
侏儒の言葉
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
里
常用漢字
小2
部首:⾥
7画
見
常用漢字
小1
部首:⾒
7画
弴
部首:⼸
11画
“里見”で始まる語句
里見
里見義弘
里見美禰子
里見無念斎
里見亭
里見城
里見殿
里見氏
里見重之
里見恭助