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過失
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くわしつ
ふりがな文庫
“
過失
(
くわしつ
)” の例文
最
(
もつと
)
も
便
(
たより
)
よきは
年
(
とし
)
こそ
取
(
と
)
つたれ、
大根
(
だいこん
)
も
引
(
ひ
)
く、
屋根
(
やね
)
も
葺
(
ふ
)
く、
水
(
みづ
)
も
汲
(
く
)
めば
米
(
こめ
)
も
搗
(
つ
)
く、
達者
(
たつしや
)
なればと、この
老僕
(
おやぢ
)
を
擇
(
えら
)
んだのが、
大
(
おほい
)
なる
過失
(
くわしつ
)
になつた。
雪の翼
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
途中
(
とちゆう
)
に
事故
(
じこ
)
があつて、
着
(
ちやく
)
の
時間
(
じかん
)
が
珍
(
めづ
)
らしく三十
分程
(
ぷんほど
)
後
(
おく
)
れたのを、
宗助
(
そうすけ
)
の
過失
(
くわしつ
)
でゞもあるかの
樣
(
やう
)
に、
待草臥
(
まちくたび
)
れた
氣色
(
けしき
)
であつた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
彼
(
かれ
)
は
胸
(
むね
)
を
抑
(
おさ
)
えつける
一種
(
いつしゆ
)
の
壓迫
(
あつぱく
)
の
下
(
もと
)
に、
如何
(
いか
)
にせば、
今
(
いま
)
の
自分
(
じぶん
)
を
救
(
すく
)
ふ
事
(
こと
)
が
出來
(
でき
)
るかといふ
實際
(
じつさい
)
の
方法
(
ほうはふ
)
のみを
考
(
かんが
)
へて、
其
(
その
)
壓迫
(
あつぱく
)
の
原因
(
げんいん
)
になつた
自分
(
じぶん
)
の
罪
(
つみ
)
や
過失
(
くわしつ
)
は
全
(
まつた
)
く
此
(
この
)
結果
(
けつくわ
)
から
切
(
き
)
り
放
(
はな
)
して
仕舞
(
しま
)
つた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
“過失”の解説
過失(かしつ)とは、注意義務に違反する状態や不注意をいい、特に民事責任あるいは刑事責任の成立要件としては、ある結果を認識・予見することができたにもかかわらず、注意を怠って認識・予見しなかった心理状態、あるいは結果の回避が可能だったにもかかわらず、回避するための行為を怠ったことをいう。
(出典:Wikipedia)
過
常用漢字
小5
部首:⾡
12画
失
常用漢字
小4
部首:⼤
5画
“過”で始まる語句
過
過去
過日
過般
過言
過敏
過程
過誤
過越
過激