づく)” の例文
んだ音色ねいろが、つきひかりって、ゆめのように、しろれんがづくりのおおい、まち建物たてものうえながれてゆく。まちむ、おとこも、おんなも、みんなおまえをきになる。
幸福の鳥 (新字新仮名) / 小川未明(著)
御殿ごてん玄関げんかん黒塗くろぬりりのおおきな式台しきだいづくり、そして上方うえひさしはしら長押なげしなどはみなのさめるような丹塗にぬり、またかべ白塗しろぬりでございますから、すべての配合はいごうがいかにも華美はでで、明朗ほがらか
そして、コンクリートづくりの建物たてものおおまちなかは、のぼらないまえさむさは、ことにきびしかったのです。
波荒くとも (新字新仮名) / 小川未明(著)