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舊
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きう
ふりがな文庫
“
舊
(
きう
)” の例文
新字:
旧
其
(
その
)
時分
(
じぶん
)
には
丁度
(
ちやうど
)
舊
(
きう
)
の
正月
(
しやうぐわつ
)
が
來
(
く
)
るので、
一先
(
ひとまづ
)
國元
(
くにもと
)
へ
歸
(
かへ
)
つて、
古
(
ふる
)
い
春
(
はる
)
を
山
(
やま
)
の
中
(
なか
)
で
越
(
こ
)
して、
夫
(
それ
)
から
又
(
また
)
新
(
あた
)
らしい
反物
(
たんもの
)
を
脊負
(
しよ
)
へる
丈
(
だけ
)
脊負
(
しよ
)
つて
出
(
で
)
て
來
(
く
)
るのだと
云
(
い
)
つた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
假令
(
たとひ
)
都を遷すも、其の盛大を
極
(
きは
)
むること今日の如きは實に難からん。然らば則ち公常人の
忍
(
しの
)
ぶ能はざる所を忍ぶ、其功亦多し。
舊
(
きう
)
藩士
日高誠實
(
ひだかせいじつ
)
時に句あり云ふ。
南洲手抄言志録:03 南洲手抄言志録
(旧字旧仮名)
/
秋月種樹
、
佐藤一斎
(著)
臺所から十歩ばかりで井戸がある。井戸は
舊
(
きう
)
時代の
遺物
(
ゐぶつ
)
と謂ツても可い車井戸で、流しの板も
半腐
(
はんぐさり
)
になツて、
水垢
(
みづあか
)
と
苔
(
こけ
)
とで此方から見ると薄ツすり
青光
(
あをひかり
)
を放ツてゐた。
平民の娘
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
『
暑
(
あつ
)
おまへうかいな、まだ
舊
(
きう
)
の八月だすもん。……八月のいらむしと言ひますのやさかいな。』
東光院
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
西洋
(
せいやう
)
にては
一晝夜
(
いつちうや
)
を二十四
時
(
じ
)
に分つゆゑ、
彼
(
か
)
の一
時
(
じ
)
は
日本
(
につぽん
)
の
舊
(
きう
)
半時
(
はんじ
)
なり。
其半時
(
そのはんじ
)
を六十に
分
(
わかつ
)
て、これを一
分時
(
ぶんじ
)
(ミニウト)といふ。
亦
(
また
)
この一
分時
(
ぶんじ
)
を六十に
分
(
わけ
)
て一「セカンド」と
云
(
い
)
ふ。
改暦弁
(旧字旧仮名)
/
福沢諭吉
(著)
▼ もっと見る
彼
(
かれ
)
が
懸命
(
けんめい
)
の
勞働
(
らうどう
)
は
舊
(
きう
)
に
倍
(
ばい
)
して
著
(
いちじ
)
るしく
人
(
ひと
)
の
目
(
め
)
に
立
(
た
)
つた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
舊
部首:⾅
17画
“舊”を含む語句
舊家
舊來
舊主
舊主人
舊年
舊冬
舊暦
舊式
舊友
其舊辭
舊藩
舊社
舊弊
舊惡
舊辭
舊疵
舊知
舊遊
舊道
舊火山
...