“舊式”の読み方と例文
新字:旧式
読み方割合
きうしき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
三田の文科ぶんくわ生になつてからは、さすがに寫眞熱しやしんねつもさめてしまつたが、りよ行の時だけは、もうなりふるびた上に舊式きうしきになつたその寫眞器しやしんきを相かはらず伴侶はんりよにしてゐた。
貴樣あなたえらひとになるのだから、けつして病氣位びやうきぐらゐまけてはならん病氣びやうきかしてやらなければ』とつてぼくげましたことがあります。伸一先生しんいちせんせいけつして此意味このいみ舊式きうしきつたのではありません。
日の出 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
とにかく舊式きうしきの名人せいはなはだいい。ただ問題もんだい棋界きかい功勞こうろうがあり、而もおとろへた老棋士ろうきしろう後の生くわつたいして同時に何等かの考慮こうりよはらはるべきである事をぼくは切言したい。