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與力
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よりき
ふりがな文庫
“
與力
(
よりき
)” の例文
新字:
与力
この
話
(
はなし
)
を
但馬守
(
たじまのかみ
)
が、
與力
(
よりき
)
から
聞
(
き
)
いて、一
層
(
そう
)
玄竹
(
げんちく
)
が
好
(
す
)
きになつたのであつた。それからもう
一
(
ひと
)
つ、
玄竹
(
げんちく
)
が
但馬守
(
たじまのかみ
)
を
喜
(
よろこ
)
ばせた
逸話
(
いつわ
)
がある。
死刑
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
南北の
與力
(
よりき
)
五十騎、同心二百四十人、その配下の岡つ引は何百人とも知れませんが、誰にも指も差させなかつたのでした。
銭形平次捕物控:027 幻の民五郎
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
達
(
たつ
)
すれば
殺生禁斷
(
せつしやうきんだん
)
の
場所
(
ばしよ
)
へ
網
(
あみ
)
を
卸
(
おろ
)
せしと見ながら
其儘
(
そのまゝ
)
に
差置難
(
さしおきがた
)
し此度は
自身
(
じしん
)
參
(
まゐる
)
べしとて
與力
(
よりき
)
二人を
召連
(
めしつ
)
れ阿漕が浦に
到
(
いた
)
れば其夜も徳太郎君
例
(
れい
)
の如く
網
(
あみ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
いちは殆どかうなるのを待ち構へてゐたやうに、そこに
蹲
(
うづくま
)
つて、懷中から書附を出して、眞先にゐる
與力
(
よりき
)
の前に差し附けた。まつと長太郎も一しよに蹲つて禮をした。
最後の一句
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
平生
(
へいぜい
)
は一
本
(
ぽん
)
きり
帶
(
さ
)
してゐないけれども、二
本帶
(
ほんさ
)
して
歩
(
ある
)
く
資格
(
しかく
)
を
有
(
も
)
つてゐて、
與力
(
よりき
)
や
京武士
(
みやこぶし
)
の
後
(
あと
)
へ
廻
(
まは
)
らなくてもいいだけの
地位
(
ちゐ
)
になつた。
死刑
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
▼ もっと見る
伴うて
間毎々々
(
まごと/\
)
を
經
(
へ
)
庭
(
には
)
へ
下
(
お
)
り向の物置部屋へ案内したり爰には數十人の
與力
(
よりき
)
同心
(
どうしん
)
番
(
ばん
)
をなし言語同斷の無禮を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
堺奉行の
與力
(
よりき
)
として、なか/\の腕利きと噂され、異人の取引にも、いろ/\手柄を立てましたが、拔け荷のことから妙な噂が立ち、御役御免になつて江戸に歸り、そのまゝ五年、七年
銭形平次捕物控:294 井戸端の逢引
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
西町奉行
(
にしまちぶぎやう
)
荒尾但馬守
(
あらをたじまのかみ
)
が、
江戸表
(
えどおもて
)
から
着任
(
ちやくにん
)
するといふので、三十
騎
(
き
)
の
與力
(
よりき
)
は、
非番
(
ひばん
)
の
同心
(
どうしん
)
を
連
(
つ
)
れて、
先例
(
せんれい
)
の
通
(
とほ
)
り
守口
(
もりぐち
)
まで
出迎
(
でむか
)
へた。
死刑
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
徳太郎君
此處
(
ここ
)
へも到り
夜々
(
よな/\
)
網
(
あみ
)
を
卸
(
おろ
)
されける此事早くも
山田奉行
(
やまだぶぎやう
)
大岡忠右衞門
聞
(
きゝ
)
て手附の
與力
(
よりき
)
に申付
召捕
(
めしとる
)
には
及
(
およば
)
ず只々
嚴重
(
げんぢう
)
に
追拂
(
おひはら
)
ふべしと申
含
(
ふくめ
)
ければ
與力
(
よりき
)
兩人その意を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
八丁堀の
與力
(
よりき
)
笹野新三郎の役宅、主人の新三郎はその日、鈴ヶ森の
磔刑
(
はりつけ
)
に立ち會つて、跡始末が遲れたものか、まだ歸らず、妻のお國は二三人の召使を供につれて、兩國の川開きを見物かたがた
銭形平次捕物控:006 復讐鬼の姿
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
與
部首:⾅
14画
力
常用漢字
小1
部首:⼒
2画
“與力”で始まる語句
與力等
與力衆