つゞき)” の例文
新字:
國許くにもとにござります、はなしにつきまして、それ饒舌しやべりますのに、まことにこまりますことには、事柄ことがらつゞきなかに、うたひとつござります。
片しぐれ (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
しかもいまめるすぐまへおこつた出來事できごとで、けつしてゆめつゞきぢやないとかんがへたとき御米およねきふ氣味きみわるくした。さうしてそばてゐるをつと夜具やぐそでいて、今度こんど眞面目まじめ宗助そうすけおこはじめた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
證據しようこに持參致さば金子は引替ひきかへに渡すべき約束仕つり九助は歸宅きたく仕つりしなり其譯は私しの宿より九助村方迄は六里程の行程みちのりにて大井河原がはらつゞきゆゑ甚だ街道物騷ぶつさうに存じ昨日の如く途中とちう盜賊たうぞくにも付られなば如何いかゞ故村方へ立歸り親類共にても兩三人同道どうだうにて來らば大丈夫ぢやうぶと心得斯の通り取計ひしと申ければ文左衞門シテ其金は
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
國許くにもとにござりますはなしにつきまして、それ饒舌しやべりますのにじつにこまりますことには、事柄ことがらつゞきうちうたひとつござりますので。
二た面 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)