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用
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もちう
ふりがな文庫
“
用
(
もちう
)” の例文
第五、上士族の内にも小禄の貧者なきに非ざれども、
概
(
がい
)
してこれを見れば、その活計は
入
(
いる
)
に心配なくして、ただ
出
(
いずる
)
の一部に心を
用
(
もちう
)
るのみ。
旧藩情
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
これを
粥
(
かゆ
)
としまた
鰹節
(
かつぶし
)
を
煮出
(
にだ
)
して
用
(
もちう
)
れば大に
裨益
(
ひえき
)
あればとて、
即時
(
そくじ
)
、
价
(
しもべ
)
を
馳
(
は
)
せて
贈
(
おく
)
られたるなど、余は
感泣
(
かんきゅう
)
措
(
お
)
くこと
能
(
あた
)
わず、
涕涙
(
ているい
)
しばしば
被
(
ひ
)
を
沾
(
うるお
)
したり。
瘠我慢の説:05 福沢先生を憶う
(新字新仮名)
/
木村芥舟
(著)
字が示す如く蓑を入れる箱であって、大名の行列の時に、
供人
(
ともびと
)
が
担
(
にな
)
う横長い箱である。『
我衣
(
わがころも
)
』に「大名ニミノ箱アリ、
然
(
しから
)
バ陣中ハ、ミノヲ
用
(
もちう
)
ト見エタリ」
蓑のこと
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
日本人の
面貌
(
めんぼう
)
は神楽に
用
(
もちう
)
る面によって代表されていると言った人がある。
仮寐の夢
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
下等士族の
輩
(
はい
)
が、数年以来教育に心を
用
(
もちう
)
るといえども、その教育は
悉皆
(
しっかい
)
上等士族の風を
真似
(
まね
)
たるものなれば、もとよりその
範囲
(
はんい
)
を
脱
(
だっ
)
すること
能
(
あた
)
わず。
旧藩情
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
▼ もっと見る
一 下女を
使
(
つかう
)
に心を
用
(
もちう
)
べし。
言甲斐
(
いいがい
)
なき
下﨟
(
げろう
)
は
習
(
ならわ
)
し
悪
(
あし
)
くて知恵なく、心
奸敷
(
かしましく
)
、
物
(
もの
)
言
(
いう
)
こと
祥
(
さが
)
なし。夫のこと舅姑
姨
(
こじゅうと
)
のことなど我心に合ぬ事あれば猥に
讒
(
そし
)
り
聞
(
きか
)
せて、
夫
(
それ
)
を却て君の為と思へり。
女大学評論
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
前条の如く、毎半年各戸に一歩の金を出ださしむるは官の命なれども、この金を
用
(
もちう
)
るにいたりては、その権まったく年寄の手にあり。この法はウェーランド氏経済書中の説に暗合せるものなり。
京都学校の記
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
“用”の意味
《名詞》
(ヨウ)用事、用件。
(ヨウ)有用であること、有用性。役に立つこと。
(出典:Wiktionary)
用
常用漢字
小2
部首:⽤
5画
“用”を含む語句
入用
費用
作用
不用
用達
用意
使用
用立
信用
雑用
要用
御入用
所用
用事
小用
御用
胸算用
御用達
御用聞
採用
...