はん)” の例文
大入おほいり評判ひやうばんだ四はんだ五ばん傑作けつさくぢや大作たいさくぢや豊年ほうねんぢや万作まんさくぢやと口上こうじやう咽喉のどらし木戸銭きどせん半減はんまけにしてせる縁日えんにち見世物みせもの同様どうやう
為文学者経 (新字旧仮名) / 内田魯庵三文字屋金平(著)
千代松はいつも自分の坐るところへ例ものやうな形に、はんこでした如くキチンと坐つて、肩を搖り/\低い聲で言つた。
天満宮 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
あるくににあったはなしです。人々ひとびとは、ながあいだはんしたような生活せいかつつかれていました。
明るき世界へ (新字新仮名) / 小川未明(著)
祖父ぢゞいは四かくをばんだひとでござんす、つまりはわたしのやうな氣違きちがひで、ゑきのない反古紙ほごがみをこしらへしに、はんをばおかみからめられたとやら、ゆるされぬとかに斷食だんじきしてんださうに御座ござんす
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)