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潮
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てう
青ざめた
女の
瞼も
決意に
紅に
潮しつゝ、「
戸を
開けないで
支度をしませう。」
地震以來、
解いた
事のない
帶だから、ぐいと
引しめるだけで
事は
足りる。
天未に
闇し。
東方臥龍山の
巓少しく
白みて、
旭日一帶の
紅を
潮せり。
昧爽氣清く、
神澄みて、
街衢縱横の
地平線、
皆眼眸の
裡にあり。
然して
國主が
掌中の
民十萬、
今はた
何をなしつゝあるか。
“潮”の意味
《名詞》
(しお)海の水、 潮汐、 うしお。
(しお)海面の満ち引き。
(しお)物事をする、やめるのに丁度良いとき。しおどき。
(出典:Wiktionary)