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渦卷
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うづま
ふりがな文庫
“
渦卷
(
うづま
)” の例文
新字:
渦巻
第一種の方には
略製
(
りやくせい
)
にして胸部の
搆造
(
かうざう
)
詳
(
つまびらか
)
ならざるものも有れど大概は右に
述
(
の
)
べしが如くなるべし。兩種共樣々の
模樣
(
もやう
)
有り。殊に
渦卷
(
うづま
)
き形を多しとす。
コロボックル風俗考
(旧字旧仮名)
/
坪井正五郎
(著)
その
表面
(
ひようめん
)
には
袈裟襷
(
けさだすき
)
といつて、
坊
(
ぼう
)
さんの
袈裟
(
けさ
)
のように
格子型
(
かうしがた
)
に
區畫
(
くかく
)
した
模樣
(
もよう
)
をつけたものや、また
流水紋
(
りゆうすいもん
)
といつて
長
(
なが
)
い
渦卷
(
うづま
)
きの
模樣
(
もよう
)
をつけたものもあり
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
私は未だその前に雲が
渦卷
(
うづま
)
いてゐる内なる幻の朦朧な姿に滿足した。私は誠心から、深く、熱烈に、正しきことをしよう、そしてたゞそのことのみをしようと切望したのであつた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
或るときは共に舟に
棹
(
さをさ
)
して青海原を渡り、烟立つヱズヰオの山に漕ぎ寄せつるに、山は
全
(
また
)
く水晶より成れりと覺しく、巖の底なる
洪爐
(
こうろ
)
中に、
烟
(
けぶり
)
渦卷
(
うづま
)
き火燃え上るさま
掌
(
たなぞこ
)
に指すが如くなり。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
三百
人
(
にん
)
ばかり、
山手
(
やまて
)
から
黒煙
(
くろけぶり
)
を
揚
(
あ
)
げて、
羽蟻
(
はあり
)
のやうに
渦卷
(
うづま
)
いて
來
(
き
)
た、
黒人
(
くろんぼ
)
の
槍
(
やり
)
の
石突
(
いしづき
)
で、
濱
(
はま
)
に
倒
(
たふ
)
れて、
呻吟
(
うめ
)
き
惱
(
なや
)
む
一人々々
(
ひとり/\
)
が、
胴
(
どう
)
、
腹
(
はら
)
、
腰
(
こし
)
、
背
(
せ
)
、コツ/\と
突
(
つゝ
)
かれて、
生死
(
いきしに
)
を
驗
(
ため
)
されながら
印度更紗
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
▼ もっと見る
私は
何時
(
いつ
)
しかその上で
渦卷
(
うづま
)
き初める
メランコリア
(旧字旧仮名)
/
三富朽葉
(著)
嵐
(
あらし
)
のやうに
渦卷
(
うづま
)
いた
生涯
(
しやうがい
)
を
太陽の子
(旧字旧仮名)
/
福士幸次郎
(著)
模樣
(
もよう
)
はたいてい
繩
(
なは
)
や
莚
(
むしろ
)
の
型
(
かた
)
を
押
(
お
)
しつけその
上
(
うへ
)
に
曲線
(
きよくせん
)
で
渦卷
(
うづま
)
きだとか、それに
類似
(
るいじ
)
の
模樣
(
もよう
)
がつけてありますが、
時
(
とき
)
には
突出
(
とつしゆつ
)
した
帶
(
おび
)
のような
裝飾
(
そうしよく
)
をつけたものもあります。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
渦
常用漢字
中学
部首:⽔
12画
卷
部首:⼙
8画
“渦”で始まる語句
渦
渦巻
渦中
渦紋
渦潮
渦動
渦流
渦捲
渦毛
渦巻毛