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氣焔
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きえん
ふりがな文庫
“
氣焔
(
きえん
)” の例文
新字:
気焔
お辰の
氣焔
(
きえん
)
は虹のやう、さう言はれる孫三郎が、ツイ隣の家に冷たい死骸になつてゐることなどは勘定にも入れてない樣子です。
銭形平次捕物控:311 鬼女
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
兒玉
(
こだま
)
は
先程來
(
さきほどらい
)
、
多
(
おほ
)
く
口
(
くち
)
を
開
(
ひら
)
かず、
微笑
(
びせう
)
して
人々
(
ひと/″\
)
の
氣焔
(
きえん
)
を
聽
(
きい
)
て
居
(
ゐ
)
たが、
今
(
いま
)
突然
(
とつぜん
)
出身
(
しゆつしん
)
の
學校
(
がくかう
)
を
問
(
と
)
はれたので、
一寸
(
ちよつと
)
口
(
くち
)
を
開
(
ひら
)
き
得
(
え
)
なかつたのである。
日の出
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
A
中
(
なか
)
には
隨分
(
ずゐぶん
)
長文
(
ちやうぶん
)
の
氣焔
(
きえん
)
を
吐
(
は
)
いてよこしてる
人
(
ひと
)
もあるぢやないか。
誰
(
だれ
)
も
讀
(
よ
)
みはしないだらうに。
ハガキ運動
(旧字旧仮名)
/
堺利彦
(著)
が、
各々
(
おの/\
)
その
懷中
(
くわいちう
)
に
對
(
たい
)
して、
憤懣
(
ふんまん
)
不平
(
ふへい
)
勃々
(
ぼつ/\
)
たるものがある。
從
(
したが
)
つて
氣焔
(
きえん
)
が
夥
(
おびたゞ
)
しい。
春着
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
卓
(
たく
)
を
圍
(
かこ
)
んでてんでに
吐
(
は
)
き
出
(
だ
)
す
氣焔
(
きえん
)
の
猛烈
(
まうれつ
)
なるは
言
(
い
)
ふまでもないことで、
政論
(
せいろん
)
あり、
人物評
(
じんぶつひやう
)
あり、
經濟策
(
けいざいさく
)
あり
日の出
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
▼ もっと見る
平次も、お舟の
氣焔
(
きえん
)
には少したじ/\と來ました。
銭形平次捕物控:097 許婚の死
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
氣焔
(
きえん
)
と、
殺風景
(
さつぷうけい
)
推
(
お
)
して
知
(
し
)
るべしだ。
春着
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
勝手
(
かつて
)
な
氣焔
(
きえん
)
もやゝ
吐
(
は
)
き
疲
(
くた
)
ぶれた
頃
(
ころ
)
で、
蓋
(
けだ
)
し
話頭
(
わとう
)
を
轉
(
てん
)
じて
少
(
すこ
)
し
舌
(
した
)
の
爛
(
たゞ
)
れを
癒
(
いや
)
さうといふ
積
(
つも
)
りらしい。
日の出
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
氣
部首:⽓
10画
焔
漢検準1級
部首:⽕
11画
“氣”で始まる語句
氣
氣色
氣味
氣遣
氣持
氣障
氣勢
氣質
氣分
氣高