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拵
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こしらへ
ふりがな文庫
“
拵
(
こしらへ
)” の例文
何所迄
(
どこまで
)
も
恰当
(
こうとう
)
な
拵
(
こしらへ
)
、
傍
(
かたはら
)
の
戸棚
(
とだな
)
の
戸
(
と
)
を
開
(
あ
)
けると
棚
(
たな
)
が
吊
(
つ
)
つてあつて、ズーツと
口分
(
くちわけ
)
を
致
(
いた
)
して
世辞
(
せじ
)
の機械が並んで
居
(
ゐ
)
る。
世辞屋
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
身
(
み
)
の
丈
(
たけ
)
六尺余の大男で、
羅紗
(
らしや
)
の黒羽織の下には、
黒羽二重
(
くろはぶたへ
)
紅裏
(
べにうら
)
の
小袖
(
こそで
)
、
八丈
(
はちぢやう
)
の
下着
(
したぎ
)
を着て、
裾
(
すそ
)
をからげ、
袴
(
はかま
)
も
股引
(
もゝひき
)
も着ずに、
素足
(
すあし
)
に
草鞋
(
わらぢ
)
を
穿
(
は
)
いて、立派な
拵
(
こしらへ
)
の
大小
(
だいせう
)
を帯びてゐる。
大塩平八郎
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
「死んだ寅藏のかも知れないと思ふが、——イヤそんな筈はない。その
拵
(
こしらへ
)
はひどくなつて居るが、短刀には見どころがある。銘を摺り上げてあるが、相州物の相當の品だらうと思ふ」
銭形平次捕物控:035 傀儡名臣
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
さて
此
(
この
)
世辞屋
(
せじや
)
は
角店
(
かどみせ
)
にして
横手
(
よこて
)
の
方
(
はう
)
を
板塀
(
いたべい
)
に
致
(
いた
)
し、
赤松
(
あかまつ
)
のヒヨロに
紅葉
(
もみぢ
)
を
植込
(
うゑこ
)
み、
石燈籠
(
いしどうろう
)
の
頭
(
あたま
)
が少し見えると
云
(
い
)
ふ
拵
(
こしらへ
)
にして、
其此方
(
そのこなた
)
へ
暖簾
(
のれん
)
を
懸
(
か
)
け
之
(
これ
)
を
潜
(
くゞ
)
つて
中
(
なか
)
へ
這入
(
はい
)
ると
世辞屋
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
結構な
拵
(
こしらへ
)
の兩刀を
挿
(
さ
)
した姿がなか/\立派である。どう見ても田舍者らしくはない。
ぢいさんばあさん
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
▼ もっと見る
「尤も、
拵
(
こしらへ
)
の直しを頼まれたと言つて、此の間から旦那が持つて居ましたが」
銭形平次捕物控:072 買つた遺書
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
拵
漢検1級
部首:⼿
9画
“拵”を含む語句
足拵
身拵
急拵
下拵
荷拵
膳拵
腹拵
拵事
取拵
御拵
手拵
別拵
言拵
拵附
菜拵
俄拵
副食物拵
旅拵
銀拵
鉄拵
...