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慰
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い
ふりがな文庫
“
慰
(
い
)” の例文
且亡父母の
素願
(
そがん
)
あるを貫き、霊位を
慰
(
い
)
するの慈善的なる学事の基礎を創立せん事を
予
(
あらかじ
)
め希望する事あるを以て、明治三十五年徳島を退く事とせり。
関牧塲創業記事
(新字新仮名)
/
関寛
(著)
余はいささかこれをもってなんじの老境を
慰
(
い
)
し、なんじの笑顔を開くの着歩なりと信ず。ゆえに余は謹んでこの冊子を余が愛しかつ敬する
双親
(
そうしん
)
の
膝下
(
しっか
)
に献ず。
将来の日本:04 将来の日本
(新字新仮名)
/
徳富蘇峰
(著)
此に於て竹葉上に
点々
(
てん/\
)
滴
(
したた
)
れる所の
露
(
つゐ
)
を
甞
(
な
)
め、以て漸く
渇
(
かつ
)
を
慰
(
い
)
す、吉田署長病
再発
(
さいはつ
)
し
歩
(
あゆ
)
むに
堪
(
た
)
へず、
遂
(
つゐ
)
に他の三名と共に
帰途
(
きと
)
に
就
(
つ
)
かる、行者
参
(
まゐ
)
り三人も亦
心
(
こころ
)
淋
(
さび
)
しくやなりけん
利根水源探検紀行
(新字旧仮名)
/
渡辺千吉郎
(著)
些細な
不行届
(
ふゆきとどき
)
にすら請人を呼び付けてキュウキュウ談じつけなければ腹の虫が
慰
(
い
)
なかったのだから、
肝癖
(
かんぺき
)
の殿様の御機嫌を取るツモリでいるものでなければ誰とでも衝突した。
八犬伝談余
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
そして「——おゆるしがあるなら、お仲間のうちへ加えていただきましょう。しかし、心にかかるのは、都に残してある老母や妻子です。この悩みを
慰
(
い
)
すべき道がありません」
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
君兪は名家に生れて、
気位
(
きぐらい
)
も高く、かつ豪華で交際を好む人であったので、九如は大金を
齎
(
もた
)
らして君兪のために
寿
(
じゅ
)
を為し、是非ともどうか名高い定鼎を拝見して、
生平
(
せいへい
)
の渇望を
慰
(
い
)
したいと
申出
(
もうしだ
)
した。
骨董
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
亦長凡一里の
伏流
(
ふくりう
)
を
発見
(
はつけん
)
したり、
其
(
その
)
奇
(
き
)
なる一は一行の
疲労
(
ひらう
)
を
慰
(
い
)
するに
足
(
た
)
り、一は大に学術上の
助
(
たすけ
)
を
与
(
あた
)
へたり、
遂
(
つゐ
)
に六千呎の高きに
至
(
いた
)
りて水
全
(
まつた
)
く尽き、点々一
掬
(
きく
)
の水となれり、此辺の
嶮峻
(
けんしゆん
)
其極度に
達
(
たつ
)
し
利根水源探検紀行
(新字旧仮名)
/
渡辺千吉郎
(著)
慰
常用漢字
中学
部首:⼼
15画
“慰”を含む語句
慰藉
慰撫
御慰
慰藉料
慰安
安慰
言慰
慰楽
慰問
慰労
腹慰
慰草
慰樂
手慰
弔慰
慰藉金
心慰
慰斗
慰藉者
慰物
...